学生時代に一番力を入れたのは、通信制高校のティーチングアシスタントとして、主体的に3つの支援体制を作ったことです。
1つ目は、生徒の進路情報共有シートと支援体制の設計です。担当していた生徒の中には、自習中にスマホやゲームに逃げてしまって、卒業とか進路決定、資格合格という目標達成が難しくなっている子が何人かいました。最初は行動を注意するだけだったんですけど、それだと根本的な解決にならないと感じて、一人ひとりとしっかり面談をすることにしました。そうすると、合格までの道筋が見えないことへの恐怖心が本質的な原因なんじゃないかと見えてきたんです。そこで、生徒と一緒に迷う余地のないスモールステップを設計し、進路情報を共有できる体制を整えました。志望理由書だったらまず志望校の魅力を3つ書くところから始めるとか、資格勉強だったら1日10単語を報告するとか、そういう最小単位からスタートする形です。
2つ目は、プロジェクトNというN高等学校のPBL型の授業での進捗共有シートの作成です。生徒たちが企業や自治体と連携しながら課題解決に取り組む授業なんですけど、担当するTAが毎回同じとは限らなくて、前回の進捗がちゃんと共有されないことがありました。そこで、誰が担当しても同じ支援ができるように、進捗を見える化する共有シートを自分から作りました。
3つ目は、通常の授業運営における引き継ぎの仕組みづくりです。授業運営自体も担当が変わることがあり、前回どこまで進んだか、どんな課題があったかという情報が引き継がれないまま次の担当が対応することがありました。そこで、担当が変わっても前回の情報が常に可視化できるようにシートを作成し、さらにTA同士で定期的に情報共有する会議を開くことも自分から提案して、担当が変わっても生徒へのサポートが途切れない体制を実現しました。
結果として、担当していた生徒全員が卒業、進路決定、資格合格を達成だけでなく、生徒の実績まで導き、バイトリーダーとして任命されました。この経験から、本質的な課題を特定して、チームで継続できる仕組みを作ることが成果につながるんだって学びました。