<大嶋淑之・新潟>新潟で「逆時差」勤務中
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んにちは、新潟在住のフリーランス映像クリエイター、大嶋淑之です。
僕はいま、**「逆時差勤務」というちょっと変わった働き方をしています。
…といっても海外とやりとりしているわけではなく、“自然のリズムに合わせて働く”**という意味の造語です。
新潟って、自然のサイクルが生活のすぐ隣にある土地なんです。朝は田んぼから聞こえるカエルの合唱で目覚め、昼はギラギラの陽射しを避けて作業を控え、“夕方〜夜”に集中して働く、そんなライフスタイルが自然と出来上がってきました。
逆に言えば、夏の昼間に無理に働くと溶けます(笑)。
気温35度の中、ロケに出た日は、午後3時にはぐったり。でもそのぶん、夜風が気持ちいい20時から、編集作業がスルスル進むこともしばしば。これが僕の“逆時差”です。
この働き方のいいところは、「映像制作のリズム」と相性がいいこと。静かな夜は編集に集中しやすいし、昼間の強い日差しを避けて、夕方にロケをすれば「マジックアワー」が自然に撮れる。東京で暮らしていたときは、スケジュールに縛られて動いていたけれど、ここ新潟では“自然”と一緒に働くような感覚があるんです。
さらに、新潟にいるからこそ得られるもう一つの強みがあります。
それは、「仕事の相手が全国に広がっていること」。映像の仕事って、オンライン完結が可能になってから、距離の壁がなくなった。今では東京、福岡、北海道のクライアントさんともZoomで打ち合わせして、素材はクラウドで共有、納品もオンライン。つまり、「どこにいても仕事はできる」。でも「どこで暮らすか」は、自分の心地よさで選んでいい。僕にとってはそれが新潟だった、という話です。
自然に沿って働き、地方でクリエイティブな仕事をする。
昔なら「不便そう」と言われたかもしれないこの選択が、今では“自分らしい働き方”に直結しています。
都会のスピード感に合わせなくてもいい。自分の“リズム”を大事にできる。
そんな地方フリーランスの働き方、これからもっと増えてくる気がしています。