【大嶋淑之】なぜ新潟で映像クリエーターを?その理由
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「どうして新潟で映像制作をしているの?」と聞かれることがある。確かに、映像クリエーターと聞くと東京や大阪の大都市で活動するイメージが強いかもしれない。でも、私はこの地だからこそ、映像を通じて伝えたいものがある。
自然と文化に囲まれた環境がクリエイティブの源
新潟は、広大な自然と歴史ある街並みが共存する場所。四季折々に変わる風景は美しく、見るたびに新たなインスピレーションをもたらしてくれる。例えば、雪が降り積もった静かな町並み、黄金色に染まる田園風景、夏の澄み渡る海と空…。こうした変化のある環境が、映像クリエーターとしての私の感性を磨いてくれた。
また、新潟には昔から受け継がれてきた文化や職人技がある。日本酒の酒蔵、伝統工芸の職人、地元の食文化を大切にする人々…。そうした「地域に根付いたストーリー」を映像で表現することにやりがいを感じている。
都市にはない「地元ならではのつながり」
地方で映像制作をしていると、大都市とは違う形のつながりが生まれる。地域の企業や職人、個人の活動を映像で伝えることを通して、一緒にものづくりをしていく感覚が強い。顔が見える関係の中で仕事をし、その土地の魅力を直接感じながら映像を作れるのは、新潟だからこその強みだ。
特に、地元の人々の「伝えたい想い」を映像にすることが多い。これは、ただ広告を作ることとは違う。彼らのストーリーを聞き、それを形にすることで、新潟の魅力を発信できるのが最大の喜びだ。
「新潟だからこそできる映像制作」がある
新潟にいるからこそ、都市にはない視点で映像制作ができると感じている。都会のスピードに合わせるのではなく、その土地の空気感や人々の温度感を大切にしながら、丁寧なものづくりをする。この環境だからこそ、「映像を通じて伝えたい想い」を形にできるのだ。
私は新潟で映像制作をすることを選んだのではなく、ここでしかできない表現があるからこそ、自然とこの場所で仕事をしているのかもしれない。
そうだったんだ、と少しでも発見があれば嬉しい。 これからも、新潟だからこそ生まれる映像を届けていきたいと思う。