【大嶋淑之】映像現場はドラマの宝庫!新潟珍事件簿②
Photo by Brooke Balentine on Unsplash
皆さん、こんにちは!新潟在住の映像クリエイター、大嶋淑之です。
前回の「映像クリエイターが現場で遭遇した、笑撃&ほっこりエピソード集!」では多くの方から「もっと聞きたい!」という声をいただき、とても嬉しかったです。
ということで、今回はそのパート②!
新潟の現場で実際に起こった、笑えて、ほっこりして、ちょっぴり考えさせられるエピソードをお届けします!
どこからか香ばしい香りが…
ある日の夕方、漁港でのプロモーション映像を撮っていた時のこと。港の空がオレンジ色に染まり、「最高の時間帯だ!」と夢中でカメラを回していたのですが、突然、背後からプーンといい香りが…。振り返ると、なんと近所のお父さんたちが浜辺でバーベキューをしていたんです(笑)。
「兄ちゃんも食ってけ!」とホタテを焼いて渡され、ありがたく一口。…うますぎる!!
撮影は一時中断。でも、そこから生まれた会話が、実はその地域の漁業文化を知る貴重なきっかけになりました。予定外の休憩が、予定以上の学びになる──これぞ新潟の現場の醍醐味!
マイクが拾った「本音トーク」
インタビュー撮影中、マイクをセットしてカメラを回す直前、インタビュイーのおじさんが「俺、カメラ苦手なんだよなぁ…でも、まぁ、大嶋くんならいいか」とぽつり。
その何気ない一言に、思わずジーンとしてしまいました。
地方では、人と人の距離感が近いからこそ、信頼関係がそのまま映像の温度感になることを改めて実感した瞬間でした。
豪雪地帯あるある!?スキー場迷子事件
冬のスキー場での撮影では、リフトで山頂に向かってカメラを構えることもあります。その日も吹雪の中、なんとか山頂へ。撮影を終えて下山しようとしたら……道が見えない!完全ホワイトアウト!
最終的には、地元スタッフさんが「この木の形が目印だから!」とスキー板で道案内してくれて無事下山。地元の知恵、ありがたすぎる…!
映像を通じて「地域に返す」
ある町で、商店街のプロモーション映像を作ったときの話です。
完成した動画を地元の方々と一緒に上映する機会があり、上映後に小学生が「うちの町って、かっこいいんだね!」と話してくれたんです。
それを聞いたおばあちゃんがぽろっと涙。
「こんなふうに見えるんだねぇ。うれしいねぇ」
この瞬間、映像って人の気持ちも景色も変える力があるんだなと改めて思いました。
おわりに
新潟の映像制作の現場は、いつも予想外の出来事と、予想以上の人のあたたかさに溢れています。
都会にはない“余白”の中に、笑いも感動も詰まっている——そんなことを、日々カメラ越しに感じています。
またパート③も書けるようなエピソードが溜まってきたら、こっそりご紹介しますね(笑)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!