私は子供のころ、本気で「バナナ」になりたかった。
そんな一風変わった私の幼少期の記憶が、思いがけない形で呼び起こされることになった。
昨日、一足先に職場の仲が良い先輩たちに、25歳の誕生日を祝ってもらいました(^▽^)
美味しいご飯を食べながら、職場のメンバーで「小さい頃の将来の夢」の話題になった。
「せっかくだから、一人ずつ順番に話していこう!」
そんな流れになった。 私のすぐ隣に座っていた先輩は、「うわー、俺なんだったっけな……完全に忘れたわ!」と頭を抱えている。
(……やばい、私の順番が近づいてくる)
私は心の中でめちゃくちゃ焦っていた。 「私の夢は、バナナでした!」
言うか、言わないか、本気で悩みながらソワソワしていた、その時。
私の二つ隣に座っていた先輩が、事もなげにこう言ったのだ。
「俺は、ブドウ。」
……なんと!!! まさかの、果物被り(笑)!!
まさかこの広い世界で、しかも大人になってから入った職場の飲み会で、「ブドウになりたかった男」と「バナナになりたかった女」が隣り合わせになるなんて、想像もしなかった。
先輩のまさかの告白に、私は一気に勇気をもらって「実は私もバナナだったんです!(笑)」と大暴露。席は大爆笑に包まれた。
それは、子供のころにお母さんと一緒に見ていた、教育番組の『ぐ〜チョコランタン』がきっかけだった。 出てくるキャラクターがとにかくバナナが大好きで、それを見ていた幼い私は、なぜか「バナナを食べる」ではなく「バナナそのものになりたい!」という強烈な夢を抱いた。
一方で、気になるブドウ先輩の理由はというと、 「いや、俺はただ、ブドウがとにかく好きだったから」 とのこと。理由のピュアさでも果物被りを起こしていた。
周りの先輩たちが「ケーキ屋さん」「消防士」「パイロット」と、子供が一度は憧れる王道の夢を語るなかで、まさか大人になった職場で「バナナ」と「ブドウ」が共鳴するなんて、本当に面白い。
さらにブドウ先輩の口撃は止まらない。 「ブドウってさ、実になる(身になる)気がするじゃん?だから俺、これからニュージーランドに行ってどこかの農園に『房から雇ってください!』って頼もうかな。なんか実がなる気がするんです」って。爆笑w
そんな上手いんだかシュールなんだか分からない果物ギャグが飛び出し、テーブルは文字通り爆笑に包まれた。
そんな大盛り上がりの夢バトルの最後に、先輩が私の顔を見て、こう綺麗にまとめてくれた。
「まあでも、みつほは幼少期にバナナになりたくて、いま実際にフィリピン(バナナの国)に住んで働いてるわけだから、夢に向かってめちゃくちゃ順調にステップアップしてるよね」
…… まさか20年以上の時を経て、私の「バナナになりたい」という夢が、フィリピン就労という形で伏線回収されるなんて思ってもみなかった。
バナナになりたかった子供のころの私へ。 安心して。あなた、25歳になったいま、ちゃんとバナナの本場で毎日ハッピーに生きてるよ。
周りのみんなが「身(実)になる選択」をしていく中で、私は私らしく、ちょっと変わった皮を剥きながら、美味しくてエネルギーのある人生を歩めている気がする。
一足先に大好きな職場の人たちにお祝いしてもらった、25歳の誕生日。 「バナナだからフィリピンにいる」なんて言われちゃう私の人生、ここからもきっと、もっと面白くて良いものになりそうです(^▽^)
とりあえず25歳最初の目標は、ブドウ先輩に負けないくらい、中身の詰まった「実のある人間」になることです!(笑)