作業短縮と再現性、本当に大事な仕組みとは
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【物の扱い】:溶接作業をしていた頃、「製品は“気を付けて扱う”ものではなく、“疲れていても安全に扱える仕組み”を作るべきだ」と感じるようになりました。
棚や箱の配置が悪いと、製品を移動させる際に引っかかることがあり、よく「気を付けてな」と言われていました。しかし残業時など疲労が溜まった状態では、注意だけで安全を保つのは限界があります。
そこで「問題は人ではなく、レイアウトや仕組み側にある」 そう考え、製品が引っかからない棚の配置や、疲れていても自然と安全が保てる動線作りを意識するようになりました。この「エラーを未然に防ぐ構造を作る」視点は、今の開発における「堅牢なコード設計」へのこだわりにも繋がっています。
【切断作業での改善】:アルミの切断作業で、自作治具の導入により工数を約1/3に削減し、月6時間の無駄な作業をゼロにしました。数字を出していますが、ここで私が最も重視したのは、**「誰が作業しても同じ成果が出る」**こと。 特定の熟練者に頼るのではなく、仕組みそのものを最適化することで、組織全体のパフォーマンスを底上げする。そんな「汎用性の高い解決策」を提示することを常に意識してきました。
【女性が多い職場の重量物】:アルミ製品を扱う職場で、女性が多い職場環境なのに20kg超の重量物が当たり前に使われていました。負担になっていることに気づき、改善資料として会社に提案しました。ただ、すぐに解決できる問題ではなかったため、廃盤品処理などで出た小さな箱を活用し、中身を移し替えて重量を分散しました。 腰痛は軽視されがちですが、将来に関わる重大なリスクです。「現場の小さな悲鳴を、放置しない」 ユーザーの負担を想像し、技術や工夫でそれを解消する。私がエンジニアとして目指すのは、そんな「使う人に優しいシステム」です。
【まとめ】:これまでの経験を通じて一貫して大切にしてきたのは、個人の注意力や頑張りに依存せず、仕組みや設計によって負担やミスを減らすことです。
人や状況によるばらつきを前提に考え、再現性のある形に落とし込むことを意識してきました。
現在はこの考え方を、業務効率化やシステム開発の分野に応用したいと考えています。