クルージングヨット教室物語253
Photo by Yigit ARISOY on Unsplash
「そういえば、お昼ごはんはちゃんと食べたの?」
麻美子が雪に聞いた。
その向こうでは、隆が陽子と一緒にレース後に開催されるパーティーの焼きそばをフライングで既に食べてしまっていた。
「ううん。まだ」
雪は麻美子に答えた。
「アクエリアスの人たちもまだ食べていないんじゃないの?」
「うん」
「何か作ってこようか?」
「いいよ。もうパーティーが始まるでしょう」
「そうね。あそこで始まる前から食べ始めている人もいるしね」
麻美子は、焼きそばを食べている隆と陽子を見ながら雪に返事した。
「お腹空いてたら、あそこで焼きそばをもらってきて食べても大丈夫ですよ」
雪は、アクエリアスで知り合った伊賀夫婦に声をかけた。
「雪ちゃん、アクエリアスの新しい生徒さん?」
麻美子が雪に聞いた。
「そう」
「ね、紹介してよ」
麻美子に言われて、雪は麻美子のことを伊賀夫婦に紹介した。
「へえ、ヨット教室で覚えたら、ご夫婦でヨットを買って乗りたいんですか」
「まあ、まだまだ覚えるまで先は長いですけどね」
伊賀夫婦は麻美子に答えた。
「いいな。ご夫婦でヨットクルージングって憧れるな」
麻美子は、伊賀夫婦と話していた。
「小島くんに、三浦さん」
雪は、伊賀夫婦に続いて、アクエリアスの小島と三浦のことも麻美子に紹介した。
「麻美ちゃん。私と同じラッコのクルーなの」
「麻美子です、よろしく」
麻美子は、アクエリアスの新人たちに笑顔で挨拶した。
「ラッコは、アクエリアスさんとはよく一緒にクルージングへ出かけたりしているから」
「そうなんですね」
「仲良くしてくださいね」
「あ、いえいえ、こちらこそ」
伊賀夫婦は、麻美子に挨拶していた。
主な著作「クルージングヨット教室物語」「ジュニアヨット教室物語」「プリンセスゆみの世界巡航記」「ニューヨーク恋物語」「文筆のフリーラン」「魔法の糸と夢のステッチ」など
東京国際ボートショー開催中の横浜マリーナではクルージングヨット教室生徒募集中!