クルージングヨット教室物語251
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ピピピー!
瑠璃子の鳴らすゴールの笛が海上に鳴り響き、アクエリアスはゴールした。
「はい〜ゴール!」
隆がコミッティーボートのラッコの皆に手を降っていた。
「速かったろ?」
隆がラッコのデッキにいる麻美子に聞くと、
「遅っ」
麻美子の返事だった。
「先にマリーナへ戻っているよ」
隆は、ラッコの皆に伝えると、アクエリアスは横浜のマリーナへと戻っていった。
「なんか遅いってさ」
隆は、マリーナへ戻りながら、雪に言った。
「遅くはないよ。アクエリアスのヨットにしては速くて頑張ったよ」
雪が慰めていた。
「麻美ちゃんはさ、あまりヨットレースとかやらないから、どうしても見た目の順位だけで速いか遅いかを決めてしまうからね」
「そうだよな」
隆は雪に答えた。
「確かにそうだよな。この順位ならば、修正でアクエリアス良い順位にいくんじゃないか」
中村さんが雪に言った。
「ですよね。後でマリーナに戻ったら、瑠璃ちゃんに聞いてみましょう」
雪は、中村さんと今日のレース結果について話していた。
「雪さ、なんかレースに夢中になっていないか」
隆が、中村さんと対等にレース談義している雪の姿を見て言った。
「うん。レースって初めて出たけど、なんか楽しいよ」
雪は隆に答えていた。
「ね、次回のクラブレースも、今年は陽子ちゃんじゃなく私が出たいな」
雪は隆にお願いした。
「いいよ。今年は雪とヨットレースに参加するか」
「うん!」
「今年のクラブレースの後半には、俺じゃなくて雪が陽子か誰か連れて、アクエリアスに乗りなよ」
「それも良いかもね」
雪は、すっかりヨットレースの魅力にハマってしまっていた。
主な著作「クルージングヨット教室物語」「ジュニアヨット教室物語」「プリンセスゆみの世界巡航記」「ニューヨーク恋物語」「文筆のフリーラン」「魔法の糸と夢のステッチ」など
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