クルージングヨット教室物語230
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「おはよう!」
横浜のマリーナに着いた隆たちは、駐車場で車を降りるとマリーナへ向かった。
「あれ、ラッコが無い」
隆は、船台に載っているはずのラッコの船体が無かったので驚いていた。
「もう下りているよ」
ポンツーンを見ると、ラッコが既に海上へ浮かんでいた。
「もう下ろしたの?」
隆は、ラッコに乗っていた瑠璃子と香代、雪に聞いた。
「うん。不安だったけど、雪ちゃんや瑠璃子ちゃんが助けてくれて下ろせたの」
香代が隆に言った。
「お、それはすごい」
隆は、バッグを持ってラッコに乗りながら、香代のことを褒めた。
「どこに乗れば良いの?」
隆の後について、ラッコのキャビンに入った明子が聞いた。
「どこでも良いよ。好きなところに乗りな」
「これは?」
「荷物も好きなところに置いて良いぞ」
隆は、アフトキャビンの中に荷物を置きに入りながら答えた。
「どこでもじゃなくて、皆、荷物はここに置いているから明子ちゃんもここに置こう」
「はい」
明子は、陽子に言われて、ギャレー脇のクローゼットの中に荷物を置いた。
「ヨットでどこに行くの?」
「どこっていうか、金沢沖の方、金沢八景とかの方に行って、ぐるっと回って帰ってくるの」
陽子は明子に答えた。
「お泊まりとかもするの?」
明子は、ギャレー脇にあるクッションを見ながら質問した。
「今日はお泊まりはしないよ」
「なんだ、お泊まりはしないんだ」
ギャレー脇のサロンに置いてあるクッションを触りながら答えた。
「お泊まりして見たければ、お泊まりしても良いぞ」
隆がアフトキャビンから戻ってきて、明子に答えた。
「ここがベッド?」
「そうだね。そこもベッドだね」
「お泊まりしてみても良い?」
隆は、明子に頷いた。
明子は嬉しそうに、ダイニングサロンのクッションに上がると、そこへ寝転がった。
「うわ、気持ちいい!」
明子は嬉しそうに、寝転がっていた。
主な著作「クルージングヨット教室物語」「ジュニアヨット教室物語」「プリンセスゆみの世界巡航記」「ニューヨーク恋物語」「文筆のフリーラン」「魔法の糸と夢のステッチ」など
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