「バレンタインパーティー楽しかったね」
香代は、麻美子に言った。
「そう、香代ちゃんも楽しかったんだ。それは良かった」
麻美子は、香代の頭を撫でてあげながら答えた。
「私も楽しかったよ」
瑠璃子も麻美子に言ったので、麻美子は瑠璃子の頭も撫でてあげていた。
「ね、今度はさ、お雛様あるし、またお雛様パーティーをやらない?」
陽子が、3人に提案した。
「やろうよ、やろうやろう」
「でも、お雛様の3月3日って平日なんだよね」
香織が言った。
「別に、お雛様当日にやらなくても、その前の土日とか後の土日でも良いんじゃないの」
「まあ、そうなんだけどね」
香織は、瑠璃子に答えた。
「平日の夜に、ここへ集まってやるのはどうかな?皆、会社あるし忙しいか」
香織は、皆に聞いた。
「別に、私は3日ならば大丈夫だけど」
雪が答えた。
「なんかさ、うちの養護学校でも、お雛様の日に雛祭りをするんだ。毎年、うちの学校の雛祭りって、皆良い笑顔して喜ぶんだよね」
鶴見の養護学校に勤めている香織は、話していた。
「いいよ、私たちも3日の日に横浜のマリーナに集まって、ラッコのキャビンの中でお雛様パーティーしましょうか」
麻美子が、香織に言った。
「仕事が忙しかったり、無理そうな子たちは抜きにして、時間的に予定が取れそうな子たちだけで集まってやるので良いんじゃないの」
「そうだね」
「隆は来る?お雛様に」
麻美子が、隆に聞いた。
「え、麻美子しだい」
隆が答えた。
「そうだよね。運転手は麻美ちゃんだものね」
陽子が、隆の横で笑っていた。
「うちの会社の社長専属の運転手だから」
「運転手じゃないわよ」
麻美子は、隆の頭を小突いていた。
主な著作「クルージングヨット教室物語」「ジュニアヨット教室物語」「プリンセスゆみの世界巡航記」「ニューヨーク恋物語」など
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