ジュニアヨット教室物語27
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「僕、帰りにちょっと有隣堂に寄って行こうかと思うんで」
ヨット教室からの帰り、根岸線が横浜駅に到着すると、けんちゃんが言った。
「マジ、有隣堂に寄って行くんだ」
「買いたい本があって・・」
「じゃ、俺も付き合うよ」
洋ちゃんは、健ちゃんに付き合って、有隣堂に寄って行くことになった。
有隣堂は、横浜駅前に何店舗も店舗がある横浜では大きくて有名な本屋さんだった。
横浜駅西口の地下街、ダイアモンド地下街の中にいくつか店舗があった、
「そっちの方向に行くんだ」
健ちゃんが、地下街へ降りると、東急ストアの方向に歩き出し、東急ストアを越えると、横浜銀行の奥の方へ向かって歩き出した。
「やっぱ、そっち方面ですよね」
洋ちゃんは、その方角に納得しながら、健ちゃんの後を追っていった。
「中央通りの有隣堂は、文庫とか大人の読む実用書とかの本が多いですものね」
「まあ、たまに実用書とかで必要な本があるときは、そっちの店舗も行きますが」
健ちゃんは、洋ちゃんに答えた。
「確かに、たまには行きますね。まあ、殆どあんまり行かないですけどね」
洋ちゃんは、健ちゃんに答えた。
洋ちゃんも、今、健ちゃんが向かっている方向にある有隣堂の店舗の方がよく行く店舗だった。
「こっち、こっち」
健ちゃんは、学習参考書の置いてある棚に向かっていた。
「え、こっち・・」
洋ちゃんの言葉が少なくなっていった。
洋ちゃんが、いつもよく行っているという店舗も確かにこっち方面ではあるのだったが、ここの学習参考書とか文具が置いてある店舗ではなく、この店舗の少し先にあるコミックの店舗だった。
「ここの店舗は、塾の帰りとかにも、本当よく来ますよ」
健ちゃんは、学習参考書を何冊も手に取りながら、洋ちゃんに話しかけた。
「けっこう学校の授業の参考になる本もありますよね」
ここの有隣堂の店舗に入った途端、健ちゃんは元気になって、洋ちゃんに話しかける言葉も多くなっていった。逆に洋ちゃんの言葉は少なくなっていった。
主な著作「クルージングヨット教室物語」「ジュニアヨット教室物語」「プリンセスゆみの世界巡航記」「ニューヨーク恋物語」など
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