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東大生の考え型

「そんなこと、自分の頭で考えろ!」

そう言われた経験、みなさんはありませんか? 学生の方であれば両親や学校の先生、塾の講

師、あるいは大学の教授などから、そして社会人の方であれば上司や先輩などから、あらゆるシ

チュエーションでよく耳にする言葉なのではないでしょうか。

さらに昨今の世の中では、「AI(人工知能)」技術の発達にともない、単純作業が機械によって

行えるようになってきたことで、人間の「自分自身で思考する能力」がより重要視されてきてい

ます。一言で言うと、「自分の頭で考える力」がとても大事になってきているのです。

この「自分の頭で考えろ!」に対して、このように答える人、考える人をよく見かけます。

「自分の頭で考えろと言われても、頭の良くない自分にはそんなことできないよ」

「賢い人にしかそんなことできないんじゃないの? 自分にはそんな能力はないよ」

こう思った人、安心してください。実は、この「自分の頭で考える力」はみんな必ず持ってい

るものなのです。その力を発揮できる人と、発揮できない人がいるだけなのです。

では、この「自分の頭で考える」ことができる人とできない人では、何が違うのでしょうか?

答えは簡単です。自分の頭で考えるというポイントまで物事を分解、分析、整理できているか

どうかです。

この本では、「自分の頭で考える」ための思考力を、9つのパートに分けて育んでいくフレームワークを準備しています。ぜひ実際に取り組みながら読んでみてください!

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