私の強みは、チームの仲間一人ひとりの意見をしっかりと受け止め、チームワークを大切にしながら行動に移し、目標を達成できることである。加えて、ITスキルと分析力を発揮し、作業の効率化を図ることができる点も自分の強みだと考えている。これらの強みが発揮された経験として、学部時代に取り組んだ野良動物保護サークルでの活動が挙げられる。
このサークルは校内の野良動物を救助することを目的とした三つの部から成り、私は二十四名の仲間とともに活動した。私自身は、救助活動や野良動物に関する情報を集め、校内外に幅広く発信する宣伝部に所属し、部長を務めた。
当時、サークルが直面していた課題は二つあった。一つは、募金が十分に集まらず、救助活動に必要な資金が不足していたことである。もう一つは、校内には多くの野良動物がいたものの、これまでの調査に基づく統計データには重複や不正確な情報が含まれており、実態を正確に把握できていなかったことである。
部長として、まずは内外に正確な情報を伝えるための現状把握調査を優先すべきだと考えた。そこで三週間をかけ、七人の仲間一人ひとりの考え方に耳を傾け、協議を重ねた。七名全員の意見が一致することはなかったが、調査方法がばらばらのままでは正確な統計データを得られないため、少数意見にも配慮しながら議論を続けた。その結果、全員の総意として、野良動物に関心を持つ人たちへのヒアリングを行うことになった。
ヒアリングでは、一匹一匹の名前、毛色、性格、健康状態、性別や親族関係といった詳細な情報の入手に努めたが、そこでは七名のチームワークが何より重要だった。同じ学生への重複ヒアリングや、同じ動物についての重複調査を避ける工夫が必要であり、また、いつ、どこで、誰から情報を得たのかをタイムリーに共有する必要もあったためである。部長として仲間からの報告内容を確認し、情報共有が混乱なく進むよう努めた結果、作業は順調に進んでいった。
しかし、ヒアリングを重ねるほど、より詳細で正確な情報が求められるようになった一方、それらの情報はあくまで第三者を介した間接的なものであり、野良動物の実態そのものを知ることはできなかった。そこで、宣伝部の仲間から、動物保護を目的とする活動部とともに毎晩の餌やりに参加し、実態を直接確認すべきではないかという提案があり、これを実行に移した。この取り組みにより、動物たちの正確な生活状況を自分たちの目で直接把握できるようになった。
こうして得られたさまざまな情報をもとに、私はITスキルと分析力を活かし、誰もが最新かつ正確な実態を容易に把握できる仕組みづくりに取り組んだ。Excelでデータを統一的に整理したうえで、Python経験を活かしてJSONツールでクラウドにアップロードし、スマートフォンやパソコンから誰でも簡単に最新状況を確認できるよう、SNS上で共有する体制を整えた。猫の性格についてもデータとして共有したことで、一匹一匹に応じた適切なケアが可能となり、けがや事故の件数も減少し、活動部からは感謝の言葉をもらった。さらに、詳細なデータや救助活動の状況をSNSで発信したことでサークルの認知度が向上し、募金も大きく増加した結果、救助活動に必要な経費のほとんどを賄えるまでに改善された。このスキルと分析力によって整備された詳細なデータは、救助活動の基本方針を決定する上でも重要な指針となった。
こうした取り組みを通じて、二年間で二十六匹の猫を救助し、そのうち十二匹以上に新しい飼い主を見つけることができ、猫たちがより良い生活環境で暮らせるよう整えることができた