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【インターン生観察日記】仲間がいるから...

「仲間がいるからかな。」

ちょっと考えた後、大学生の彼はそう答えた。いや、仲間じゃなくて「友達がいるからかな」だったかもしれない。彼の答えを聞いた後、「友達って、大事だよね」といった記憶があるから。


10月半ばのある日、新しく入ったインターン生(男の子)が突然辞めてしまった。2週間くらいの短い期間だった。それは本当に突然だったのだけれど、そう思っていたのは周りだけで、彼の中では、突然ではなかったのだろうなと思う。当時、大学生のインターン生は男の子5人(だったと思う...)。そのうち3人は半年以上続けている学生だった。


新人の彼が辞めた日の夜。長いこと続けている3人の大学生が、なぜ彼が辞めてしまったのか(何が原因だったのか)、今後今回のようなことが起こらないようにするには、どうしたらよいのか、今後の仕事(役割の割り振り)なんかをを話し合っていた。

今後、今回のようなことが起こらないようにするには、どうすれば良いのか考えてみろ、という指示があったのか、それとも自分たちで考えていたのかは分からないけれど、「なぜ(こうなったのだろう・こういうことが起きたのだろう」という視点で話をするのは、すごいなぁと思う。

「なぜ、彼は辞めてしまったのか」「何が要因だったのか」「今後どうすればよいのか」。そんなことを話し合っている3人の様子を聞きながら、ふと疑問に思って聞いてみた。

「じゃぁ逆に、自分たちは、なんで今残ってるの?」


「えっ」と驚いたような小さな間があった後、「仲間がいるからかな。」(もしかしたら、「友達がいるから」かなだったかもしれない...汗)とひとりの男の子が答えた。


ありきたりな答えだと思う人もいるだろう。でも、その言葉を聞いた時、仲間というか、友達の存在って本当に大きなものなんだなと感じた。

インターン生だからって、お客様扱いは一切なし。数字や目標を達成するために、そうすればよいのか、何が必要化、数字を達成するには後どれくらいの稼働が必要なのかetc. ...それぞれ必死だ。こちらがヒヤヒヤするくらい厳しいことを言われていることもしばしば。

そんな様子をみていたこそ、彼の言葉は重みがあるように感じられたのかもしれない。

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