『ちゃんと作る』為の AI Agent 前提の開発フレームワークを作って運用する話
昨今…というか年明けくらいから、特にテック系の某投稿サイトなどで、よく「一晩AIに任せたら~」とか「GitHubに繋げて全部自動で~」的な、キャッチーな記事が上がっているのを未だに見かけると思います。
そういったものが機能する事も無くはないのでしょうし、それがハマる規模、性質のプロダクトというものもあるのでしょう。
しかし実際作ってみると、実のところ「なんか思ってたのと違うし、結局これ、めっちゃ無駄多くない…?」となるのも、あるあるのようです。
例に漏れず自分もいくつかそういったものを作ってみて、シンプルに時間とトークンの無駄だったのでプロジェクトは凍結、ないし放棄するに至っています。
それでもそうした「全部AIまかせ!」みたいな記事が出続けるのは、やはり皆、インパクトのある(いやもう、自分的にはかなり食傷気味ではあるのですが)物語の方が目に触れやすいというのもあるのだと思います。
閑話休題
そうした「全部AIにまかせちゃえ」系のネタとは全く別のものとして、開発業務という文脈では所謂SDDの派生型となるフレームワークが、それなりの数世の中には存在しています。
自分も昨年から色々試してみていたのですが、どうにもしっくり来るものが無く、結局自分でフレームワーク自体作るという結論になりました。
特徴としては、本質的には文書駆動型のウォーターフローに近い流れをAgentとの協働によって実現するというコンセプトとして、かなり厚いドキュメンテーションワークフローを実装した設計となっています。
多層の開発ドキュメント自体が簡易的ADRも兼ね、要件定義から設計、要求仕様書作成、実装プラン化…といった流れで進める各プロセスを支援する為の自前のSkillやRubricに加え、レビューの効率化を図る機能などを色々と実装し、プロンプトの動的注入による効率化も図る…といったものです。
現在進行系で複数の実プロジェクトで活用しつつ改善を行っていますが、結構手応えを感じています。
しかしそれにしても、従来であれば数十人月かかっていたような「ビジネスで成立する品質のプロダクト」をたった一人で2~3ヶ月で開発できてしまうのは、本当に世界が変わったと感じますね。