SEO記事制作における「AIとの向き合い方」について【SEO哲学#06】
こんにちは。こんばんは。
andmediaの鳥越( https://x.com/andmedia_CEO )です。
今日は、SEO記事制作におけるAIとの向き合い方について、SEO記事制作を10年近くやってきた立場から、自分なりの考えを整理してみようと思います。
最近、特に多い質問がこちらです。
- AIで記事制作するのは問題ありませんか?
- AIで作った記事でも上位表示できますか?
- AIが普及したら、SEOライターさんはいなくなりますか?
結論から言うと、
これらの問いは少し論点がズレていると感じています。
結論、評価されるのは「手段」ではなく「アウトプット」
最初に結論を述べます。
記事制作の工程において、人が書くことも、AIを使うことも、SEO上は基本的に問題ありません。
最終的にGoogleとユーザーから評価されるのは、「その記事が価値あるかどうか?」のアウトプットだけです。
AI生成コンテンツに関するGoogle検索のガイダンスでも下記のように、明確に示されています。
すでに説明したとおり、コンテンツの作成方法を問わず、Google 検索で成功を収めるには、E-E-A-T の品質を満たす、オリジナルで高品質な、ユーザー第一のコンテンツの制作を意識する必要があります。
E-E-A-T のコンセプトについては、有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成ヘルプページで確認できます。さらに、このページを更新して、「誰が、どのように、なぜ」という観点からコンテンツ制作の方針を考えるためのガイダンスを追加しました。
AI 生成コンテンツを使用しているかどうかにかかわらず、このような方法でコンテンツを評価することにより、Google 検索システムの評価基準に沿ったコンテンツの作成が可能になります。
https://developers.google.com/search/blog/2023/02/google-search-and-ai-content?hl=ja
つまり、制作方法ではなく、とにかく最終的なアウトプット(コンテンツの品質)が重要なのです。
Googleは「AI使用」を否定していない
先ほどの内容と重複しますが、前提として押さえておくべきなのは、
GoogleはAIで記事を書くこと自体を否定していないという事実です。
Googleの公式ガイドラインでも一貫しているのは、
- 誰が書いたか
- どのツールで書いたか
ではなく、
- 検索意図に正しく応えているか
- 独自性・専門性・信頼性があるか
- ユーザー体験を向上させているか
この3点です。
つまり、
AIで作られたかどうかは評価軸ではなく、あくまで中身が評価対象ということです。
SEOの現場視点で見る「記事にAIを使う理由」
SEOのプロとして重要だと感じているのは、
AIが「文章生成ツール」ではなく、SEOプロセスの補助装置になっている点です。
例えばAIは、
- 検索意図を構造化する
- 見出しの抜け漏れを防ぐ
- 論理展開を整理する
- 文章の平準化・可読性向上を行う
こうした作業が非常に得意です。
これはSEOにおいては、かなり強力です。
なぜなら、
SEOで評価されない記事の多くは「文章が下手」なのではなく、
検索意図とのズレ・構造の甘さ・情報不足が原因だからです。
一方で「AIだけでOK」という考え方は危険
ただし、ここで重要な注意点があります。
AIに丸投げした記事が、長期的に評価され続けるか?というと、答えはNOです。
理由はシンプルで、
- AIは検索結果を“再構成”するのが得意
- しかし「競合との差分」や「勝ち筋」を理解していない
からです。
SEOは常に相対評価です。
- 競合が何を書いているか
- どこが評価されているか
- どこに独自性があるか
この判断ができないと、
いくら文章が整っていても「よくある記事」になります。
AIはあくまで「SEOスキルを拡張させるツール」
自分はAIをこう定義しています。
AIはスキルを置き換えるものではなく、スキルを増幅させるもの。
つまり「SEOスキル × AI」という掛け算です。
SEOスキルが10の人がAIを使えば100になりますが、
SEOスキルが1の人がAIを使っても、せいぜい5〜10にしかなりません。
これは実務でかなり顕著に差が出ます。
実際の制作時間はどう変わったか
実務ベースの話をすると、
- 以前:ライターによる手書き
→ 1記事あたり 8〜9時間 - 現在:SEOディレクター × AI
→ 2〜3時間
この短縮は「手抜き」ではありません。
- 設計の質は落とさない
- 品質判断はSEOディレクターが行う
- 作業部分だけをAIに任せる
この分業によって、品質を保ったままスピードだけを上げている状態です。
andmediaで行っているAI前提のSEO記事制作フロー
当社では、記事制作を以下のように完全に分解しています。
- 検索意図・キーワードの解釈:人間
- タイトル設計(Gemini or chatGPT):AI→人間
- 構成設計(Gemini or chatGPT):AI→人間
- 本文生成(Claude):AI→人間
- ファクトチェック(Genspark):AI→人間
- SEO観点での最終レビュー:人間
重要なのは、
設計と判断の部分は人が行い、生成と作業をAIに任せるという役割分担です。
複数のLLMを比較した結果、現時点では
- タイトル、構成作成は『Gemini or chatGPT』
- 本文生成では『Claude』
が最も安定していますが、最終的な是非判断は必ず人が行っています。
生成AIコンテンツの最大のリスク
SEOのプロとして、最も警戒しているのはここです。
生成AIだけで作られた低品質コンテンツは、
サイト全体の評価を下げるリスクがある。
Googleはページ単体だけでなく、
サイト全体の品質シグナルを見ています。
つまり、
- AIで量産した薄い記事
- 独自性のないまとめ記事
これが増えると、
- コアアップデートでの下落
- サイト全体の評価低下
につながる可能性があります。
短期的に上位表示しても、
長く生き残れない記事になるケースは、今後さらに増えるはずです。
これからのSEOライターはどうなるのか?
「ライターはいなくなるのか?」という質問について。
答えは、
「書くだけのライター」は確実に減ると思います。
一方で、
- 検索意図を理解できる
- KW設計ができる
- 特定の領域において経験やスキルがある
- AIを活用して記事作成を効率化できる
- AIのアウトプットを評価・修正できる
こうしたスキルを持つ人は、
むしろ価値が上がると感じています。
andmediaとしてのスタンス
「自社では使うが、クライアントさんへの納品はまだ行っていない」
ここで一つ、andmediaとしての立場を明確にしておきたいと思います。
理由はシンプルで、
万が一のGoogleガイドライン抵触リスクを、クライアントに負わせるべきではないと考えているからです。
一方で、
自社メディアに関しては、ほとんどの記事でAIを積極的に活用しています。
このスタンスは、矛盾しているように見えて、実はかなり一貫しています。
なぜ「自社」と「クライアント」で判断を分けているのか
理由は3つあります。
① リスクの所在が違う
自社メディアであれば、
- 評価が下がっても責任は自分たちで取れる
- 仮説検証としてトライできる
- コアアップデートの影響も検証材料になる
しかし、クライアントワークではそうはいきません。
万が一の下落リスクを、実験の一環としてクライアントに背負わせるのは不誠実だと考えています。
② ガイドラインは「グレー」ではなく「進化途中」
GoogleはAI利用を明確に禁止していません。
ただし同時に、
■大量生成されたコンテンツの不正使用
生成 AI ツールまたはその他の同様のツールを使用して、ユーザーにとっての価値を付加することなく大量のページを生成すること
https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja#scaled-content
とも明記しています。
つまり、
- 使っていいが
- 使い方を間違えると危険
という、運用側の設計力が問われる状態です。
この「評価基準がまだ進化途中」である以上、
クライアントへの正式な納品領域としては、慎重になるべきだと判断しています。
③ SEOは「短期で勝つ」より「長く勝つ」もの
SEOは本来、
- 積み上げ型
- 中長期での評価獲得
- サイト全体での信頼構築
が前提の施策です。
「今、上位に出るかどうか」だけで判断するのは、SEOとしてはかなり危険だと考えています。
「KWを入れただけで5分で記事制作できるツールの上位表示」は本当に可能か?
正直に言うと、
ツールにキーワードを入れただけで、AIが生成した記事が短期的に上位表示するケースは今でも存在します。
これは事実です。
ただし、それはあくまで、
- 競合が弱い
- 評価がまだ固まっていない
- 一時的なアルゴリズムの隙
こうした条件が重なった短期的な現象であることがほとんどです。
中長期で見ると、そこには必ずリスクがある
SEOを中長期視点で見ると、
記事生成AIに丸投げした記事作成は、かなりの確率でリスクがあると考えています。
具体的には、
- コアアップデートでの評価下落
- サイト全体の品質評価低下
- 他記事まで巻き込んだ順位下落
といった形で影響が出る可能性があります。
特に怖いのは、
1記事単体ではなく、サイト全体が評価されなくなるケースです。
それでもandmediaが自社ではAIを使う理由
では、なぜandmediaは自社メディアではAIを使っているのか。
答えは明確で、
リスクを理解した上で、設計とレビューを人が担保しているからです。
- 検索意図の設計は人
- 競合との差分判断は人
- 最終的な品質判断は人
そのうえで、
- 作業工程
- 文章生成
- 表現の平準化
だけをAIに任せています。
つまり、
AIを「書き手」ではなく「作業アシスタント」として扱っているということです。
AI記事=危険、ではない
危険なのは「考えない運用」
ここは誤解されがちですが、
- AI記事だから危険
- 人が書いたから安全
という単純な話ではありません。
本当に危険なのは、
「検索意図・品質・中長期評価を考えずにスパムのように記事を量産すること」
です。
それがAIであろうと、人であろうと、
SEOとしては同じリスクを孕みます。
プロとして「使う判断」と「使わない判断」を分ける
AIは、正しく使えば強力な武器です。
一方で、使い方を誤れば、サイト全体を傷つける刃にもなります。
だからandmediaでは、
- 自社メディア:
リスクを理解した上で積極活用 - クライアント納品:
ガイドラインリスクを踏まえて慎重に判断
この線引きをしています。
SEOのプロとして大切なのは、
「できるかどうか」ではなく、「やるべきかどうか」を判断すること。
AI時代だからこそ、
この判断力がより一層求められていると感じています。
AIは敵でも万能でもない
AIは、
- 使えば勝てる魔法の杖でもなく
- 使うとSEOが終わる悪者でもない
正しく使えば、SEOの生産性を飛躍的に高める強力な武器です。
ただし、その武器を扱える人間がいなければ意味がありません。
SEOの本質は今も変わらず、
- ユーザーの課題を理解し
- 検索意図に正しく応え
- 相対評価で勝つ設計をする
ここにあります。
AIはその本質を「楽に・速く」実現するための道具。
主役は、あくまで人間。
そして、SEO記事制作においては、最終的なコンテンツの品質が全てです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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