デザイナーとして(仮)
もとの職場では広告デザイナーとして皆が知っているような第一線の仕事に関わっていました。業界全体に言えるのですが、徹夜などもあり体力的にはキツかったのですがクリエイターとしてのやりがいや喜びが大きな職場でした。
そんな私が転職した理由は2008年夏のリーマンショックの影響で当時いた会社が倒産の危機に陥ったことで景気に大きく左右される広告デザイナーとしての働き方に不安を感じたことがあげられます。
ちょうどそのタイミングで転職のお誘いがあり株式会社トランプスへ入社しました。同じデザイン会社なので仕事内容はあまり変わりませんでしたが、デザインのぼり事業部が出来てからはどんどん様子が変わってきました。
前職との違いは主に3点あります。ひとつ目は小規模事業者のお客さんが圧倒的に増えたこと。2つ目は自分で決められることが多くなったこと。以前はクライアントの気分で急な変更があり「何でいまさら?」とつい愚痴ってしまうこともよくありました。今はほぼ決裁権のある人の仕事しか受けないので気持ち的にスッキリしてます。3つ目はお客さまから感謝される回数が劇的に増えたことです。多くの感謝の声はやはり励みになります。さらにこちらのペースで仕事を進められるようになり、徹夜が全くなったことも付け加えておきます。
今後、お客さまの長期的安定成長とチカラあるデザイナーを育成するためにも最新のマーケティングの勉強を始めとした全方位の実力を磨いて「何があっても活路を開く」とのモットーを胸に、今までののぼり旗のイメージを変えていきたいと思います。
実業家の稲盛和夫氏は「新たなビジネスに飛びつくよりも昔からある事業を進化させ成功させる方が価値が高い」という趣旨の発言をされています。ぜひ昔から多くの人に親しまれているのぼり旗で新たな価値をつくりたいと思います。また当社は“リアル『下町ロケット』(池井戸潤原作)のような会社”だと言えばイメージしやすいでしょうか。ぜひあなたと一緒に意味のある仕事をしたいと思っています。