TOMAS中学入試分析報告会、受験生のリアルな声とデータで読み解く戦況 | リセマム
個別指導塾TOMASは2025年2月23日、新宿のホテルハイアットリージェンシー東京にて「中学入試最新分析報告会2025」を開催した。イベントでは、森上教育研究所所長の森上展安氏による入試解説や、2025年度入試を終えたばかりの受験生親子へのインタビューが行われた。そのようすをレポートする。
https://resemom.jp/article/2025/03/26/81387.html
塾講師×ライターの田中歌耶子です。
わたしは肩書きのとおり、塾講師の仕事とライター業に半々で取り組んでいます。
新しいクライアント様とお会いすると「変わった組み合わせですね」と言われることも多いので、今回は「なぜわたしが塾講師×ライターという働き方を選んだのか」というお話をしたいと思います。
「そういう選択もあるんだねぇ」くらいの感覚でお読みいただければ幸いです。
◆ もともとは完全に「塾一本の人」
● 幅広い指導経験が自慢です!
● メインは中学受験!小学生に国語を教えています
◆ 「ライター」を始めたきっかけ
● 「書く仕事」へのあこがれ
● 副業に興味を持ったきっかけは本業の給与ダウン
◆ 「塾講師×ライター」を選んだ理由
● はじめての副業はきわめて順調!
● 「塾の現場からも離れない」という結論
◆ これまでの自分をフルで活かすための「塾講師×ライター」
これまでわたしがまともに働いたことのある場所は「学習塾」のみです。学生時代にアルバイトで講師を始め、大学卒業後もそのまま…という「よくあるパターン」でこの業界に入りました。
塾のバイトを始めたのは偶然です。大学で教育学部に通っていたことから、友人の兄に「うちでバイトしない?」と誘われたのがきっかけでした。
まさかお兄さんも、わたしがその後20年以上業界に居座るとは思っていなかったことでしょう(笑)。
大手チェーン塾で30人近いクラスを担当していたこともありますし、1対1でがっつり横について指導する個別指導塾での指導経験もあります。
複数回の転職を経験した結果、「塾」として存在し得るほとんどのパターンを経験してきました。
指導科目は国語です。アルバイト講師時代は頼まれれば何でも(苦手な数学すらも…!)担当していましたが、2015年頃からは「国語専門のプロ講師」として働いています。
現在は、私立中学校受験の国語をメインで担当しています。
自分自身は中学受験をしていないのですが、「国語が好きそうだしやる気もありそうだから」と中学受験専門塾に拾っていただいた経験があり、そこでの知見が今でも大いに役立っています。
このような点から、2026年度からは完全に「中学受験を希望する小学生専門の国語科講師」になる予定です。
塾講師って一般的には、あまりのブラックさにすぐに離れるか、逆に「教育」への情熱を抱いて一生教壇で生きていくかのどちらか、だと思います。
わたしのように「20年以上続けてきた塾講師が、40過ぎから積極的に別の仕事を始める」ケースはかなり珍しいのではないでしょうか。
(立ち仕事・サービス業ゆえ、「体を壊した」等の事情で転職される方は珍しくないのですけれど。)
ここからは「なんでライターに?」というお話です。
もともと「書く仕事」に対するあこがれは、幼いころから抱いていました。それこそ小学生のころの将来の夢の中にも「作家」が入っていたくらいには。
中学生のころに父親からお下がりのワープロ(時代を感じますが)をもらってからは、自室で暇さえあれば自作小説やショートショート、エッセイを書いているようなタイプでした。
が、「作家とかライターとか、そんな選ばれし存在に自分がなれるわけがない」と思い、実際に賞などへの応募はしませんでした。いえ、「自信がなくて行動できなかった」というのが正しいでしょう。
社会に出るころにはもう「作家・ライター」という選択肢は頭から完全に抜け落ち、自然な流れで塾の世界へと入っていきました。
2021年に、わたしは転職活動をしてとある塾に入社しました。社長もメンバーも尊敬できる、とても素敵な塾だと今でも本気で思っています。ただ、コロナ禍の残滓がまだまだ残っていたあの時期。業績が振るわなかったんですよね。
二年連続で全社員の給与が下がりました。
その塾の授業料は、もともとかなりリーズナブルに設定されています。ギリギリで回していた分、本当にそうするしかなかったのでしょう。
会社側の事情は理解できたものの、「じゃあ収入が増えなくても(それどころか減っても)いいよ」とは、どうしても言いたくなかったんです。
かといってダブルワークでアルバイトなどをする体力は、40代のわたしにはありませんでした。そもそも、塾の正社員という働き方にも、既に体力的な限界を感じ始めていたくらいなのですから。
(集団塾で教壇に立ち続けている同世代の女性正社員なんて、わたしは自分以外に一人も知りません)
そこでわたしは副業について調べ始めました。
これが「Webライター」という仕事をきちんと知ったきっかけです。
副業でWebライターのお仕事を始めてからは、おかげさまで非常に順調でした。
そういうときに考えられる一般的なルートは「ライターとして独立」なのかもしれませんが、わたしが選んだのは「塾講師を続けながらライターもする」という道。なぜそうなったのか?をお話しします。
はじめのうちは「Webライターあるある」で超低単価の案件を個人の方から引き受けていたわたし。それですら楽しくて楽しくて仕方がなかったし、その後企業とお取り引きを始め、仕事のレベルも収益自体も跳ね上がってからはさらに楽しくなりました。
先述のとおり、「塾の正社員」には体力的にも収入的にも限界が見えてきた今日このごろ。
自然と「独立」という言葉が脳裏をよぎり始めるわけです。
わたしはX(Twitter)アカウントを運用しており、周囲には独立済みのフリーランスライターさんがゴロゴロいる環境にいます。
あこがれるよね。フリーライター。
心の中の中学生タナカが囁きかけてきます。
さぁ、どうする?
はじめの数ヶ月は一人でぐるぐる悩み、その後夫やスクールの講師にも相談しながら、道を探りました。
結果的に「正社員講師は辞めるが非常勤講師として塾の仕事は続ける」ということにしました。
理由はざっとこんなところでしょうか。前向きなものもそうでないものも含まれますね。
中でも最後の一項目はとても大きいと思っています。
世の中には「教育ライター」という人たちはたくさんいますが、元教員は多くても元塾講師はそこまで多くありません(学生時代にやっていました、という人はたくさんいらっしゃいますが)。
そして「塾側」からの意見を発信している先生たちのほとんどは「どこかの塾の経営者」なので、その目線からしか発信ができません。
現場の感覚を持ち合わせながら自由に動けるのって、大きなメリットにつながるのでは?
そう思って今の「非常勤講師×ライター」という形を選びました。
実際に、これまでにもさまざまな学習塾のイベントや取材に足を運んでいます。
これらは正社員講師の立場ではできなかったことです。
今後も塾講師×ライターとして、バリバリ活動していきたいと思います!
というわけで、今回はわたしの「塾講師×ライターになったワケ」をご紹介しました。
これらをフルに活かし、ライターとしても、ディレクターとしても、多くのクライアント様に喜んでいただいてきました。
お仕事のご依頼はいつでもお受けしております。
どうぞよろしくお願いいたします!