個人で運営するネットショップの集客について
はじめに
私は今年の始めまで2年間ほど個人でネットショップを運営しておりました。
今日からそのなかで得た経験やノウハウをこちらに記載していこうと思っています。
あくまでもメモ書きに近い形となりますが、皆さんの気づきになれば幸いです。
こちらの集客に関する方法は個人がサービスを提供する際に、
なるべくお金を使わず集客をしていく方法に焦点を当てたものになります。
お金を使わない代わり、時間は必要となります。
メインとなる集客方法
主にInstagramとブログを使い集客を行っていました。
最初のとっかかり部分は友人に教えていただきましたが、そのあとは様々なサイトやネットを参考に独学で確立しました。
以下から少し例も交えながら知名度が0の状態のネットショップを3か月ほどで常連客を10名以上つかんだか、私が実際踏んだ段階順にお話したいと思います。
1.各SNSのメインユーザーを知る
現在TwitterやInstagramを始めとした数多くのSNSサービスが提供されています。
インターネットのない時代と違い、インターネットに触れる時間が非常に多くなってきています。
2017年の資料にはなりますが、博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所調べでは1日のスマホ利用時間は、30代男性で約110分、30代女性では約109分だそうです。
大体1日1時間以上スマホに費やしている計算となります。
スマホを利用している世代にとっては、SNSを中心に日々の情報を収集している人も珍しくありません。
私のお客様となる層から考えて、20代前半の女性のスマホユーザーをターゲットに設定しました。
そして現在提供されている各SNSの特性とユーザー層の把握を始めました。
私の場合は物販だったので、SNSだけでなくフリマアプリなどのECサイトも含め調査をしました。
以下は私見を交えた各SNSのざっくりとしたユーザー層です。
Twitter:20代後半から30代前半がメイン。男性の方が多い気がする。利用者はネットに詳しい人とネットにあまり詳しくない人の2パターンに分かれるが、体感的にはネットに詳しい人の方が多い。この層は本当に良いものや役立つものは受け入れるが、あからさまな販促や広告は響きにくい。
Instagram:20代中盤から30代中盤くらいの女性がメイン。キラキラ女子・インスタ映えといった言葉を生み出した。個人の私生活の一部分を切り取り、コンテンツとして提供する。私の場合は取り扱っている商品の特性上、お客様が写真に残す場合が多かったため集客のメインコンテンツとして提供していました。
YouTube:全年齢を通して見ているイメージがあります。強いて言えば男性は30代から40代を中心、女性は20代が中心となっているのかなとは思います。広告でアプローチするにもよし、アカウントを作成しターゲット層に向けたコンテンツの提供をしても強いと思います。
TikTok:10代の男女、ママ・パパ層がメイン。最近様々な企業とコラボが始まり、日本でもようやく認知度が上がってきました。こちらで利用するのであれば、アカウントを作成してコンテンツの提供をするのが一番いいと思います。あとは有名TikTokerとコラボといった形で企業名を浸透させるのが良いと思います。
ブログ:書き手の設定した客層へ自由に届けられる。最近は自社でブログを作成してお客様の囲い込みを行うところが増えてきている。ただ個人や経験がない状態で1から始めるのは少し難しく、専門知識が必要となる。Googleの検索の上位を維持するためのコストを払い続けないといけないので余力のある企業が行うことの方が多い。
フリマアプリ:価格帯としては低価格が受け入れられる。年齢層も10代から20代と低め。同じものだと1円でも安い方へ流れてしまう。質より量を重視している客層がメイン。私の場合はネットショップ立ち上げまではフリマアプリでの販売をメインにしていました。ネットショップ立ち上げ後は、取引をしているお客様の商品にネットショップのチラシを添えてネットショップへの誘導を行いました。
2.メインユーザーに向けたコンテンツの作成
1で自身の提供したいサービスに合う客層のSNSが絞れたら、次は集客のためのコンテンツの作成をしていきます。
競合他社がすでにコンテンツを配布している場合は、そのコンテンツを参考に良い部分を取り入れていきながら、自社がお客様に訴えたいことを「分かりやすく」「完結」に伝えます。
最近は写真や動画コンテンツが主流になってきているので、難しい専門用語や長い文章をなるべく除きます。
コンテンツの内容としては、自社を利用することで「どういった素晴らしい生活が送れるのか」「具体的にどのようなメリットがあるのか」をわかりやすく伝えられるものが良いと思います。
競合他社も参考にしつつ、海外の競合他社にも目を向けてみると良いと思います。
中国は特にECサイトの販促が進んでおり、2年ほど前から動画コンテンツでの販促が始まっていました。
私自身もコンテンツの提供する際に、淘宝(タオバオ)や微博(ウェイボー)といった中国の競合他社のサイトを参考にしていました。
写真や動画を撮る際は必ず商品が目立つような明るさ、背景は1色(なるべく白)にしてください。
3.提供するサービスのストーリーを顧客に届ける
2.で自社のサービスを知ったお客様に向けて、
なるべく文字を使って自社のサービスを使った経緯・熱意をお客様に伝えます。
これは自社のストーリーを届けることでお客様を自社のファンになってもらい、
常連客となってもらう狙いです。
私の場合はインスタグラムを使いながら、ネットショップを設立した経緯はブログに想いを綴りました。
この際も「どんな人が読んでもわかりやすく」を意識したので、
専門用語はなるべく抜きにしていました。
また「1つの記事で伝えることは3つまで」を徹底しました。
3つに絞ることで顧客に届けたい内容をブレないようにしていました。
「ブログに関しては無料・有料どちらがいいのか?」
「ワードプレスで1から作成するほうがいいのか?」
という話がでてきますが、個人のネットショップのレベルで言えば、最初は無料のブログで良いと思います。
ネットショップのURLに関しては、店名を入れたかったので有料で取得していました。
集客でお金を投入をしたのはURLのみです。
Instagramに関して言えば300円くらいでターゲットのユーザーに広告を届けられるので、
客層に合っていれば一度使ってみるのも良いと思います。
まとめ
ざっくりと説明した感じになりましたが、何となく想像できれば幸いです。
上記に利用するSNSの広告枠や、PPC広告、アフィリエイトの広告なども併用して使うとさらに認知度が広がるかと思います。
デメリットとしては商品の種類を大量に揃えていない場合、
せっかく広告から入ってきたお客様のサイトを見ている時間が短くなってしまうため購買意欲が下がってしまうので注意が必要です。
何か気になる点や疑問点があれば時間が許す限りお答えしたいと思いますので、
お気軽にコメントいただければと思います。