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ハッタツソンフェスとは
ハッタツソンフェスは発達障害の見えない困りごとに対する企業の対応や知見を学べるイベントです。毎年大阪で行われているため、今年は思い切って現地に参加してきました。東京から夜行バスで約9時間程度ですが、高校の修学旅行以来です。
誰かへのサポートはみんなへのサポート
ユニバーサルデザインなフォント開発
特に印象的だったのが、モリサワフォントで有名なモリサワさんの「UD教科書字体」開発のお話でした。
私たちが何気なく見ているフォントは、子供から見ると意外と「困った」が詰まっています。
「尖っているのが怖い(先端恐怖症)」
「教科書通りに書いたのにバツにされた(フォントのデフォルメ)」
「文字のディティールがぼやけて認識できない」
など。
この時初めて、字体と字形の違いなどを知りました。
昔よりゆるい漢字の書き取り
自身の子どもが書字障害を持っていることもあり、関心度が高かったこのLT。誰しも小学校の先生や赤ペン先生に書き方を指導された経験はあると思いますが、思った以上に書くことは子供の発達に密接だと感じました。
近年は「止め」「ハネ」「はらい」を厳しくチェックしません。
しかし、「もっと自由に書いていい」というテーマの通り、書くことへの許容はもっと切実に必要だと気付かされました。
子供の努力を気付かない大人たち
TLの中で当事者の話を聞くコーナーがありました。
クラスのみんなの前で時についてダメ出しをされた。一生懸命描いても、他人から見たら努力不足に受け取られる。
その話を聞いて、「あ、うちの息子もだ」と気づいて途中から涙が止まらなくなってしまいました。
私の子供は6年生の時に正式な診断が出ました。
私はテストの点数こそこだわらないものの、字には厳しく指導してきました。
叱責したし、褒めてみたりしました。たくさん練習が必要だと思い、宿題を出してみたり、自分ごとに捉えて欲しくて罰金制(試しに一度だけ)にしたこともあります。本人が困っていなくても、真剣に字を書いて欲しくて必死でした。
なぜなら、たまにしっかりした字が書けるのです。筆圧もよく、線もまっすぐ。
だからこそ、本人のやる気次第だと本気で思っていました。
普段は鉛筆が掠っただけ字。まっすぐ書けず枠からはみ出します。
でも初めて知りました。書字障害でもムラがあるんだそうです。たまにうまく書けてしまうからなおさら、周りからの理解が得られないんだそうです。そう知って、私はただ、我が子を傷つけていただけなんだと理解してしまいました。
診断がおりてから考えを改めて一緒に対応を模索してきましたが、それ以前の自分は何にもわかっていなかった。
子供の無意識の努力を掬い取れる大人になりたい
世の中には書字障害、読字障害、算数障害に知見がない親御さんは、まだまだいるだろうと思います。
知見はあっても対処がわからない親御さんもいると思います。
診断こそ出なくても、実際に困り事を感じている小学生も、まだまだ確実にいると思います。
今回のLTで子供は無意識に頑張ってしまうのだ、と思い知らされました。それを大人の無知で「足りない」と判断することの傲慢さを思い知らされました。
発達を理解しようとしている大人がこんなにいる
上記の他にも、日本語に不慣れな人へのサポートなど、学びの多かった今回のハッタツソンフェス。
翌日に開催された懇親会には宿泊の都合で断念しましたが、来年はぜひ参加して名刺交換をしたいです。
テクノロジーで発達をサポートするにはどうしたらいいんだろう。帰りの高速バスの中ではそればかり考えていましたが、自分自身が納得するような案はまだ出ていません。でも、大人の周知を増やして、誰でも自分の判断でサポートにアクセスできる体制を作りたいと思いました。
それと同時に、自分が開発するアプリには課金してでもUD教科書字体を使おう。こっそりそう強く思っています。
できることは一つずつ、でも一つでも多く、取り入れていこうと思います。