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個人開発したWEBサービスをGoogle1位にするまでの戦略を語る

Qiita記事の加筆修正版です。

個人開発したWEBサービスをGoogle1位にするまでの戦略を語る - Qiita
作ったもの 小説家になろうというネット小説投稿サイトのまとめサイト。 [なろう廃人のすすめ](https://narou-osusume.com/osusumes/2) 2019年1月現在、5ヶ月間安定して月間12000PV以上...
https://qiita.com/Kohei_Kishimoto0214/items/a50f88c641dbcf4a2492


作ったもの

小説家になろうというネット小説投稿サイトのまとめサービスを作りました。
なろう廃人のすすめ

ジャンルが元々あって、そこに誰でも登録・レビュー・コメント出来ます。

2019年1月現在、5ヶ月間安定して月間12000PV以上
Ruby on Rails + heroku + cloudflareで維持費完全0円でSSL対応して動いています。

1, なにをやるかを決めるまで

自分の興味を持てる分野にする

これには2つ理由があります。

1つ目はやる気の継続のため。
2つ目は他にあるサイトとの差別化のため。

個人WEBサービスは注いだ熱量がそのまま差別化になると考えていて、
そこをなんとかするには好きなものをやるしかないです。

逆に、他と圧倒的に違うだけのコンテンツを生産する熱量がないとキツいと思っています。
(作るサービスのジャンルにもよりますが。)

ブログで小さく需要確認する

誰も必要としていないものを作る=無駄
なので、需要があるかを先に確かめたかったです。

「小説家になろうのまとめサイトを作る」
と決めてからまずしたことは「ブログに10記事おすすめ小説記事を書く」ことです。

おすすめ記事にそこそこgoogleから流入するのを確認してから開発に入りました。

「先に需要確認する」というのが精神衛生上めっちゃ良かった。

個人開発で100%襲われるのが
「これ意味あるのか・・・?」とモチベが落ちる&不安になることで、
先に需要を確認していたおかげで
この不安を振り切って先へ進めたのがめっちゃよかったです。

需要測定はなるべく小さい方が良いので、物によってはTwitterとかでもよかったかもしれないです。

↓まずガワだけ作って先にtwitterでバズって、ユーザー確認とリスト取得から始めた例。


[補足]レアカードの話

「ネット小説が好きな人」はめっちゃいます。
「個人でWEBサービスを開発できる人」もそこそこいます。

でも
【ネット小説が好きな人 × 個人でWEBサービスを開発しきれる人】
は今までいなかったっぽいです。
だから、なにもそれ系のサービスがなかったのかなと。

個人で開発できる人は
その人が好きな「〇〇」に関するWEBサービスを調べてみて、
空いていたらそこを作れば良いところを狙えるかもよ?と思ったりしました。

2, 開発の話

スマホ最優先

7-8割スマホの時代なので、
開発は逐一スマホのレイアウトを確認しながら行なっていました。

PC対応したのはデイリーアクセスが100を越えてからくらい。
それまではPC版ヘッダー画像が寄ったまま放置していました。

技術的な話

Rails + bootstrap + heroku + GitHub

「作ること」に思考のリソースを取られると
「サービスをどうするか」を考えられないです。

なのでとにかく慣れた技術で
高速に作ることを意識しました。

GitHubにpushして、herokuがオートで更新されるのめっちゃすごい。

3, 作っては「これ違う・・・」暗黒期

今の形に辿り着くまで3つ作り直しています。
需要を確認→需要を満たすものを作る
という間にある高い壁を感じました。

①「2ch掲示板形式」
誰かが読みたいジャンルの質問をして、
誰かが答える形式。
そもそも人がいないと質問しても無理でした。

②「NAVERまとめ形式」
まとめる人がいないという同じ問題に直面w

③「ジャンルが元々あって、おすすめ小説登録する形式」
最終的にここに辿り着きました。

同じジャンルのまとめが乱立するのが
いち利用者としてめっちゃ鬱陶しいなと思い、
1ジャンル1記事で、そこにレビュー、コメント、いいねランキングを実装しました。

みんなのアーカイブ的な使い方をしつつ、
+αで他の人の感想とかをまとめて読みたいなという感じです。

学んだこと

結局コンテンツ

一番大きかった学びが「機能よりコンテンツ」ということ。

機能はユーザーの求める最小限のもので良い
ということを肌で理解しました。

新機能の開発って楽しいから
ついたくさん付けたくなるけど
とくに初期は全然要らなかったです。

見てくれる人への価値になるかどうかを
もっとシビアに判定して作ればよかったです。

コンテンツを情熱もって作れるか

ストック型のCGMサービスにするときは
初期コンテンツは自分で作るor外注しかないと思います。

自分は
40ジャンル作り、
300以上おすすめ小説投稿して
50レビューくらい書きました。

ここで自分が興味持てるものじゃないと
作るのがそもそも辛いし、質も担保できなくなるかなと思います。

反省

サイトから反応返ってくるようにしたかったなー。

見るたびに何か変わる系のサイト
サイトから何か反応が返ってくる
とかできたらもっとよかったなぁと思っています。

twitterとか、見るたびにコンテンツ変わるし、いいね付いたら数字出るし、
その辺が価値+中毒になっていると考察しています。

Qiitaとかもいいねされるの嬉しいし、たまにメール来ますし。

でも、これ系にするとログイン機能を作らなきゃいけなくて
だいぶユーザー側のハードルが上がるんですよね。

しょうもないサービスに登録求められるとかメールくるとかすごく嫌い。

デザインダサすぎ問題・・・。

bootstrapを使ったのに、
信じられないほどダサい。。

まず直すべきはここかもしれないです。。

これからのマネタイズ

all無料で作れているので動かし続けて全く問題はない。
けど、Amazonのアフィリエイトとか入れて
それなりにマネタイズしていきたいです。

今回みたいので「僕のおすすめメーカー」とか作れたら面白いなーと思いました。
「おすすめの映画20選!」みたいなのを作れて、
貼りたい人はamazonアフィ貼れる的な。

ん?それってNAVERまとめか・・・?

最後に

長文、読んでくれてありがとうございました!

未来の自分へ、今の自分が何を考えていたのか忘れないように書きました。
もし少しでもあなたの参考になることがあれば嬉しいです。

以下、技術的な発信などしているので
もしよろしければフォローをお願いします。

これからもたくさん個人開発していこうと思います!!
では、また!
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