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夏休み休暇とボーナスを全て使ってでも、留学生の皆さんへ伝えたかったこと。in USA

何をしてきたのか。

7月6日~7月12日まで会社でお休みをいただき、アメリカのリノへ行ってきました。そこで。長期で留学している学生の方々へ「就活説明会」を開催しました。

なぜやることになったのか?

会社の元先輩に海生怜という方がいます。その方が留学生でした。2人で飲みにいったときに・・・

海生「留学生ってさ、基本的にキャリアフォーラム行くしか情報手に入れられないだよね。あれも結構企業限られてるじゃん。そして自己分析とか手伝ってくれる人もいないから、せっかく留学行っても就活失敗する人居るんだよね。」

森山「まじすか・・・。勿体無いですね・・・。僕が話できたりしないすかね・・・。」

海生「森山、アメリカ行こう。」

森山「いいんすか!?手配できるんすか!?」

海生「あっちの人に手配お願いしてみる。」

森山「やった~!」

という流れになり、一ヶ月前からの計画で行うことになりました。今回オーガナイザーをしていただいたBellevue University, graphic communication majorの方波見佳樹さん(https://www.facebook.com/yoshiki.katabami?fref=jewel)、(http://www.ykdesign-international.com/)ありがとうございました!急なお願いでしたが、18人もお集めいただき、非常にスムーズな段取りを組んでいただきました。

何のために行ったのか?

採用人数を増やそうとか、そういうことは度外視で行いました。学生の皆さんへ何かしらでも役に立ちたいという気持ちが1つと、自らのパーソナルミッションをより実行ベースに移そうという理由が1つでした。事実、ファイブニーズという話は最初の自己紹介くらいでしか話をしてません(笑)1人でも多くの人が、自分に合った人生を歩んでほしいという思いのみで行いました。そのため結構話に熱が入ったため、内容は少し厳しめになってしまったかもしれません・・・。

どんな話をしたのか?

ーーー最も心を込めて話をしたのは「今の自分のできる部分から企業を選ばないこと。」「就活はこれから幸せ生きるための手段であり目的ではないということ。」の2点です。今の日本はまだまだ肩書で働く世の中だと思っています。今後10年間はこんな働き方が続くだろうとおっしゃられる方もいます。ですが、その後からはプロジェクト単位で仕事が個々に振られていくような個人事業主の働き方が増えていくと思われます。その際に苦労する人にならないためには、自分の人生で達成したいこととベクトルの向きが似ている会社に入り、自分自身の力をつける必要があります。ほとんどの会社では、新卒入社した際にルーチンの基礎の仕事から入ります。その部分で腐って辞めないためには、そのときの仕事と将来なりたい自分の像が繋がっていることを実感する必要があります。「今自分ができること」から会社を選ぶのではなく「こういう自分になれたら、きっと楽しいだろうな」という部分から就活すること。そんな希望に溢れた人生を送り就活を失敗してほしくないと思い、今回はこの機会を設けていただきました。

ーーーそして、就活すらも1つの選択肢であることも伝えました。自分の生き方は自分で選択できます。ですが、自由には責任を伴うことを忘れないでほしいという話をしました。



どんなプログラムで行ったのか?

ーーー事前にアンケートを行い、そこで最も聞きたい票数が多かったものを順番に説明していきました。その後、人数が前々日に8人➔18人へ増えたこともあり、グループを分けた座談会形式も加えることにしました。「これからの大学生活についてどうしていくか」(日本の大学と海外の大学は仕組みが違うため)のブースと、「就職活動について」というブースに分け話をしました。1回生~4回生まで幅広く参加していましたので、この分け方にしました。時間は全部で、約2時間30分で、講演方式と座談会方式で半々の時間配分でした。



結果はどうだったのか?

ーーー参加者18人中、15人の方からアンケートの回答をいただきました!10人を越える方からお礼のメッセージをいただき、更に2人の方からFacebookにて直接、長文のお礼のメッセージまでいただけました。本当に嬉しかったです!何度も見返しました(笑)

アンケート結果についても『総合的に見て良い説明会だったか』という項目にて、5段階評価で「4.76」の評価をいただきました。彼らの力に少しでもなれたのであれば、今回開催できて本当に良かったと思います。

次回開催についても、回答者の全員から「前向きに検討すべき」という回答をいただいたため、引き続き機会をつくり、行っていきます。

留学生の皆さんの印象

自分を強く持っていると感じました。留学自体を目的にせず、自分がこうなりたい!という部分から留学を選択している人が多いため、言動が力強く感じられました。

ただ、留学という経験が日本では活きるのかどうかということを強く気にされていました。留学を何のためにしたのかを考えて、しっかりと学び、感じ、世の中にどう発信・貢献していくのかまで考えが繋がると良いのではないかと思いました。

企業に順応していくのか、自らで道を切り開いていくのかは個人次第です。しかし、切り開こうとすればするほど「自由」を選択することになります。自分らしく生きていけますが、責任も重くつきます。逆もまた然りだと思います。良い人生を歩めるようにしっかりと自分らしい生き方を設定して、その生き方に結びつくような選択をしてほしいと思いますし、今回関わった方は特に、これからも支援していきます。

最後に・・・

人事ってすごく幸せな仕事だと思います。これだけ感謝される機会をもてるのですから。ですが、同時に人の人生に向き合う非常に責任の重い仕事だとも思います。もちろん人事は会社に属するので、企業の利益ありきでの行動をすべきだと思っています。ですが、人事を全うするのであれば、「1人1人の人生に向き合う」覚悟が必要だと思います。ときには自分の会社を勧めない選択までできるか。今回話すことも彼らにとって厳しくも役に立ち、そして勘違いをして人生を曲げたりせず、可能性を広げるような言葉のチョイスにするようにかなり気をつけました。行くこと自体は完全にノリで決めましたが、それだけ責任の重いことをしたと受け止めてます。もちろん日々の面接も一緒です。

世の中の人事の人が、「相手の人生と向き合う」思いを持って学生の皆さんに接することができたら、きっと日本は素敵な国にますますなっていくと思っています。日々忙しく、多数の応募者の方と接するとなかなか難しいかもしれませんが、そんな世の中をつくっていきたいですね!

開催にあたって数名の人事関係者の方にご質問させていただきました。この場を借りて改めてお礼させていただきます。ありがとうございました!

国内・国外でもこのような動きを増やしていく予定です。もしご興味ある方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください!もっと良い世の中を一緒につくっていきましょう!

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