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台風通過中

暴風に乗った雨粒が窓を叩きつけ続けている。

通勤の時間にこの事態に遭遇していたら、会社に着くときにしろ、家に帰り着いたときにしろ、哀れな姿となっていたであろうことは想像に難くない。傘は役に立たず、服も靴もただ濡れるにまかせるのみ、このような時にはただただ人間のちっぽけさを痛感させられるばかりであったろう。

だが、幸いなことに、そのようなことになることなく、今こうしてパソコンの前で作業できている。在宅勤務をしているからだ。

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