転生ブームが生み出した「転生者撃退!」という需要

ジャンル:西洋風転生BL
連載媒体:ニコニコ静画、カドコミ
役割:担当編集、シナリオ協力
企画の背景・狙い:
日本のコンテンツ市場では、転生テーマが流行っている。しかし、転生者潰しテーマの作品も現れている。
実は、中国市場の転生ブームは日本より数年早く訪れた。
現在のトレンドとして、読者は転生に疲労し、チートする転生者を嫌がって、転生者を倒すものを求めている。
同じ転生ものが盛んでいる日本でも同じ需要のあるユーザーが存在すると考え、トレンドの先頭を走るために、この作品を企画。
注力したところ:
●原作者は恐れるものがなく、おもしろいアイデアを生み出せる若手作家だけど、文章力がちょっと弱く、アイデアのおもしろさをうまく表現できない欠点がある。そのアイデアの面白さをもっと輝かせるために、シナリオ協力に工夫した
●転生ファンを過度に刺激しないように、転生者をかわいい小馬鹿にして、最後に和解をする流れにした
成績:
コミック、原作とも外国の新人、広告なしにも関わらず、発売開始後、
ピッコマに一押しにピックアップされ、
出版一ヶ月内に英語版許諾オファー、
中国語繁体字版許諾オファーをもらった
海賊版サイトにも転載され、わずか二日で1000以上のコメントをもらった
感想:
転生者ファンを過度に刺激しないようにしていたが、読者から転生者をやっつけてほしいみたいなコメントをいただいた。言いたい放題の海賊版サイトでのコメントも非常に熱かった。「打倒転生者作品」の需要が思った以上存在していると実感した(;^_^)
「転生者チートがないと売れない」「溺愛がないと売れない」「BLにエロシーンがないと売れない」……
など意見もよく耳にするけど、本当は読者を舐めているのではないかといつも思っている。
読者の需要はいつでも多様。
トレンドの追随者はいつでも他人の後ろに走っている。最大な価値を生み出せない。
コンテンツを提供する側として、トレンドに惑わされないように、一歩先にその需要を見える必要がある。