メンタリングで「理想の生き方」を実現。若手社会人が大事にすべきこと。
こんにちは、矢内綾乃です。
現在、オーガニック・エシカル専門店の運営をはじめ、独立支援事業、エンジニア支援事業、人材支援事業、宇宙サービス事業など、幅広い領域で多角的な経営を行っています。
わたしがこれまでのキャリアで成果を出すことができたのは、「メンタリング」の存在が大きかったと実感しています。信頼できるメンターと対話を重ねたことで、迷いの多い20代をスピード感をもって乗り越えることができました。
情報があふれる今だからこそ自分一人で悩み続けるのではなく、信頼できるメンターと対話を重ねることが、迷いの多い20代にこそ必要なことだとわたしは感じます。
メンタリングとは?
「メンタリング」とは、経験豊かな人(メンター)が、若手に対して対話や助言を行い、成長と意思決定を支援する関係性のことです。
特にアメリカでは1980年代に人材育成の手法として発展し、今ではビジネスはもちろん、教育やスポーツ、芸術の分野でも広く取り入れられています。
メンタリングは1980年代に米国で発展した人材育成手法とされる。一般に直接の上司以外で経験や知識の豊かな年長者がメンターになる。継続的に相談の機会をつくり、助言を受けた人が仕事上の課題やキャリア形成上の悩みを解決できるように後押しする。指揮命令系統ではないため、信頼関係が大事だ。
出典:根づくかメンター文化 - 日本経済新聞
わたし自身も、尊敬する経営者をメンターに定め、行動や思考を学び、実践し、成果につなげてきました。
メンタリングの必要性
茶道、武道、芸道など「道」が付く世界には必ず師が存在します。迷ったときにこそ、明確な指針が必要だからです。
社会人になって2〜3年目になると仕事に慣れる一方、「このままでいいのか?」「自分らしい働き方は?」と迷いが生まれる人もいるのではないでしょうか。さらに今は情報が溢れ、何を信じ、どう選択すればいいのか分からなくなりがちです。
「検索力はあるのに、決断力に自信がない。」
そんな“情報過多の時代”を生きる20代には、決断をスピーディーかつ効果的にする”指針”としてメンタリングが欠かせません。
一人で悩む時間が長くなるほど視野は狭まり、行動も鈍ります。そんなときに、明確な方向性を指し示してくれるメンターの存在がとても重要なのです。
考え方や判断基準をメンターに合わせる
メンタリングの本質は、「答えを与えてもらうこと」ではなく、「自分で選べる自分になること」。
メンターは問いを投げ、自分一人では気づけなかった思考のクセや見過ごしていた価値観を浮かび上がらせます。考え方や価値観、自動反応レベルでの考え事まで、メンターとの「ギャップ」を知り、埋める努力をすることがポイントです。
同時に指導を受ける側(メンティー)は、そのときの自分が受け入れがたい選択であっても、メンターが推奨する選択であればそれに従うことを決めておくことが大切です。
そう決めておくことで、ブレない成長曲線を描けます。
ご縁を大切に。自分だけのメンターに出会いましょう。
メンターは「すごい人」ではなく、あなたの「理想の生き方を体現している人」を選ぶことが大事です。仕事面はもちろん、人生観、対人関係、プライベートまで、「自分もこんなふうに生きたい」と思える人物をメンターに定めた方が良いです。その人の考え方に合わせて、日々の行動や習慣を変えてみてください。
行動や習慣を変えていく中で、選択肢が多すぎて迷う瞬間が訪れるときもあります。だからこそ人生の指針となる”自分だけのメンター”が必要です。日々アンテナを高く張り、人とのご縁を大切にしながら、理想の人生へ一歩ずつ近づいていきましょう。