本を読むことで得られる3つのこと。忙しい人こそ読書が必要な理由。
矢内綾乃です。
「本を読みたいけど、忙しくて本を読む時間がない」
そんな声をよく聞きます。
でも実は、忙しい人にこそ読書が必要であると、わたしは感じています。
本を読む時間はすぐには成果につながらないかもしれませんが、その小さな積み重ねが未来の自分に大きなリターンをもたらしてくれます。
今回は、わたし自身の経験をもとに、「本を読むことで得られる3つのこと」をご紹介します。
① 本を読むからこそ、“時間が生まれる”
わたしは昔、ある経営者の方に「”時間がないから本を読めない”のではなく、”本を読まないから時間がない”んだよ」と言われたことがあります。
なかなか衝撃的な一言でした。
実際、読書を通じて先人たちの思考や意思決定のプロセスに触れることで、迷いやストレスが減り、結果的に仕事のスピードが向上します。
こうして、「期限に追われる」状態から脱却できるのです。
また、「緊急度×重要度」の4象限で言えば、読書は「緊急ではないが重要なこと」に分類されます。
この領域に取り組む習慣が身につくと、他の重要な事柄にも積極的に取り組めるようになるでしょう。
② 本は高コスパな“自分への投資”
本の価格は、だいたい500円〜2,000円ほどですが、その一冊一冊には著者が何十年もかけて積み上げた経験や知識が凝縮されています。
自分の人生だけで全てを経験し、学びきることは困難です。
しかし、本を読むことで、まるでタイムマシンのように過去の偉人や専門家の知恵にアクセスできます。
これは非常に効率の良い自己投資です。
先人たちが未来の誰かのために残した貴重な財産を、ぜひ有効に活用していきましょう。
③ 触れる言葉が、あなたの習慣をつくる
日々触れる「言葉」によって考え方や行動が形成されています。
出典は不確かではありますが、マザーテレサの名言として紹介されることが多い、こんな一連の言葉があります。
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になる。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になる。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になる。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になる。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になる。」
つまり、触れる言葉が自分の未来や運命をも左右します。
SNSや忙しい日々の中で、ネガティブな情報に触れがちな今こそ、意識的に良質な言葉に触れる時間をつくることが重要です。
その時間を提供してくれるのが「本」なのです。
読書は、今の自分が未来の自分に贈るプレゼント
わたしは読書を「今の自分が、未来の自分に贈るプレゼント」と考えています。
1日10分でも構いません。
カフェの待ち時間や就寝前など、少しの時間に本を開いてみてください。
そこには、今のあなたを支えてくれるヒントや、未来を切り拓くきっかけが必ずあります。
仕事の成功、キャリア設計、ライフプラン、人間関係など、人生の様々な面で未来の自分を導いてくれる先人たちの言葉が、あなたを待っています。