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win-winな生き方:橋本淳邦

Photo by Tsai Sen Yu on Unsplash

人と関わり、好きなことへアンテナを張り、人生を欲張る。自分も周りの人もハッピーにする、橋本流win-winの生き方

モビリティ / 事業企画・開発

  • コミュニティづくり
  • マルチステージ
  • 副業

「人生、仕事だけで埋めるな。周りに流されず、自分の考えをしっかり持て」

これは父親からずっと言われ続けてきた言葉です。
父は僕をかまう暇がないくらい家族のために必死に働いていた人間ですけど、
「お前たちはそうなるなよ。おもしろいことは仕事以外にもたくさんあるから」と反面教師的にそう言い続けてくれました。

今までのサラリーマンは、1.進学し大学卒業 → 2.定年まで企業勤務 → 3.老後を過ごす、この3ステージでした。
今は、副業したり、個人で事業を起こしてみたり、ときには自分探しをするために休んでみたり。
人それぞれの考えやタイミングに応じて、マルチステージを行き来していく時代です。

また、仕事へのかかわり方として、ワークライフバランスという考え方がありますよね。
仕事(ワーク)とそれ以外(ライフ)を二者選択的に両天秤にかけてバランスを取るのではなく、
人生という大きな枠の中に、趣味とか家庭とか副業とかいろいろある中の1要素として “仕事” というものをとらえていく、そんな時代やと考えています。

いろいろな要素が人生にあることで、視野をもった深みのある人間になれると思いますし、
そもそも生き方に正解は無いんやから、周りを気にしすぎず、もっと自分の感性に従って生きていいと思います。

そんな考えを持っている僕にとっては、「サラリーマンっぽくないね」 って言葉、最高の誉め言葉やと感じていて。
周りに流されず、自分を持つことで、これからもそう言われるような人生を生きたいんです。

橋本 淳邦(はしもと よしくに)

関わる人すべてとwin-winな状態を目指したい

でも、自分さえよければ、なんて思っていません。自分だけが楽しいのは嫌なんですよね。
巷に、金儲けの話や成果第一主義なんて言葉がありますが、それだけが原動力にはなりません。

ただ儲けるだけではなく、自分も一緒にやる人も楽しく、そして周りにもうれしさがある、そんな三方よしな状態を目指していきたい。 人がハッピーになることでなければやらない、と決めているんです。

そんな思いを持ちながら、自分もみんなも楽しめるようなことをこれまでやってきました。

街コンが流行りはじめたときに「これはバズる、地元でも盛り上げたい」と思って、自分が住む街で600人規模の街コンを企画しました。

また、育児に父親が積極的に関わる重要性をもっと社会に伝えたいと思って、NPO “Fathering Japan” に参画して講演会をしたり、“べビズパーティ” っていう子ども向けパーティビジネスを立ち上げて個人事業主をやったりもしています。
(ちなみに僕自身も育児に関わりたいと思って、会社と交渉して長期の育児休暇をもらいました)

また、それらの活動の中や普段の会話のとき、相手に「橋本さんと話した中でここがおもしろかった」と言ってもらえるのがうれしいんですよ。

関わる中で相手に何かひとつでも持って帰ってもらえるような、その人が僕と出会って良かったと思えることをやっていきたいと思っています。

みんながwin-winでありながら、やりたいことをかなえるために

しかし、どんな活動も、決して自分一人ではできなかったものばかりでした。
自分で努力できる部分はもちろんしますが、苦手な部分があるんです。

弟と比較しても賢い方ではなかった僕は、いわばブルドーザーのような人間で、とにかく勢いよく新しい道を切り開き、前に進めていくのが好きなんです。
それでもこれまで色んな企画をやることができたのは、僕が突き進んだ道をしっかりと舗装してくれるような、丁寧で着実な仕事をしてくれるパートナーがいてくれたからなんです。

例えば、前職で社内活性コミュニティを立ち上げたときは、僕が発信したビジョンやメッセージを活動推進のパートナーだった方が一生懸命言語化し、推進をサポートしてくれました。そのおかげでうまくいき、“GOOD ACTION” (※リクナビ主催のアワード)を受賞することができたんです。
他の取り組みでも、僕が何かをするときは、必ず絶大なる軍師のような人が僕を支えてくれました。

関わる人すべてがwin-winであることを目指す僕にとって、チームを組み一緒に何かをするときに特に大事にしていることは、“メンバーが楽しくやれるかどうか” です。

やらされ感って良くないんですよね。その人自身にとっても、もちろん相手にとっても。

なので、どういう仕事ならメンバーが楽しくやれて力を発揮できるのか、メンバーにちゃんと向き合って個性を知るために1on1での対話を大事にしているんです。
長所や短所、その人がやりたいことを把握するのはもちろん、「今日この人元気ないな」という日々の細やかな変化も察知できるように、なるべく密なコミュケーションを取っています。

メンバーのことをよく知った上で、だれにどんな仕事をお願いしようか考えます。
そうすることで一人ひとりのモチベーションも上がり、チーム内でも互いにwin-winでいられると思うんです。

マルチステージを自分らしく生きるための、軸を持つには

自分の大切だと思うことは何か、好きだと思えることは何なのか、常にアンテナを張って探し、それを言葉にしておくのが大事やと思います。

僕は、これまで出会って惹かれた言葉を一つひとつ記録しています。
自分の考えややりたいことを相手に伝えるときに、ことばの引き出しとなってくれるのでとても役立つんですよ。

また、このワードリストは、色んな世代や嗜好の人とコミュニケーションをとるきっかけにもなります。なので、ビジネス書から引用したものだけじゃなく、小説、漫画、アニメ、音楽などさまざまなジャンルの言葉を入れています。

(例えば、聖書やビジネス書、ドラえもんやウシジマくんの台詞とか、現状100ワードほど入れていますね。もっともっと増やしていきます)

これからも自分の軸を持ちつつ人と関わりながら、
自分も充実し、周りも幸せにできる生き方をしていきたいなと思います。

あとがき

自分か相手か、仕事か他のやりたいことか、天秤にかけどちらかを切り捨てるのではなく、どちらも”win-win”になるよう、どれも叶えられるよう人生を歩む橋本。

ある種欲張りともいえるそんな人生を彼は、“いろんな具材の入った寄せ鍋のような人生”と表現します。

自分自身にも相手にも、日々出会ったものごとにもひとつひとつきちんと向き合う。自分の実感を持ちながら毎日を生きることが、おいしい寄せ鍋人生を送る秘訣なのかもしれません。

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