Webライターとして取材記事や実用記事を書く一方で、エッセイの執筆にも取り組んでいます。
今回ご紹介するのは、エッセイWebサイト「かがみよかがみ」に掲載されたエッセイ「ドプン、ドプンと水面が揺れる風景の音。私が静けさに恋をした日」です。
テーマは「一目惚れの思い出」。
「一目惚れ」と聞くと、誰かに恋をした瞬間を思い浮かべることが多いかもしれません。ですが、私が書いたのは人への一目惚れではありません。ある場所で出会った、風景と静けさに恋をした日のことを書きました。
記憶に残った「感覚」を、言葉にする
「あの日、何があったのか」を説明するだけなら、出来事を順番に並べれば書けます。でも、エッセイを書くときに残したいのは、それだけではありません。
その場所で何が見えたのか。どんな音がしていたのか。
そのとき、自分の中にどんな感情が生まれたのか。
時間が経ってもなぜか忘れられない風景や音をひとつずつ拾いながら「私は、あのとき何に惹かれたんだろう」と考えて、言葉にしていきます。今回のタイトルにある「ドプン、ドプン」という言葉も、そんな記憶の中に残っていた音から生まれました。
取材記事を書くときは、誰かの中にある言葉や思いを聞き、それを読者へ届ける。エッセイを書くときは、自分の中に残っている、まだうまく説明できない記憶や感覚を探していく。
向き合うものは違いますが、どちらも「まだ言葉になっていないものを、言葉にする仕事」だと思い執筆しています。
実際のエッセイはこちら
ドプン、ドプンと水面が揺れる風景の音。私が静けさに恋をした日
▼掲載先リンク
※「かがみよかがみ」は現在閉鎖のためnoteへ移行しております
https://note.com/peri_miri6648/n/n3c4dc79d2d9e
扱うテーマによって、文章の形や温度は変わる。でも、まだ言葉になっていないものを拾いたいという気持ちは、どの文章にも共通しています。だからこそ、その文章で伝えたいものに合わせて、言葉の選び方も変えていきたい。
誰かの中にある思いも。自分の中に残っている、名前のついていない感覚も。
これからも、まだ言葉になっていないものを拾いながら、相手に届く文章に整え届けていきます。