神奈川県・湘南を拠点に、地域メディア「湘南人」で取材・記事執筆を担当していました。今回は、その中でも特に印象に残っている取材記事をひとつ紹介します。
訪れたのは、茅ヶ崎で長く愛されている和菓子店「湘南冨士美」さん。
季節の生菓子や焼き菓子などが並ぶ工場直売店で、お店や商品のこと、和菓子づくりへのこだわりについてお話を伺いました。2026年で創業74年を迎えたお店です。
「そこまで考えて作っている」こだわりに驚く
取材の中で、特に印象に残った話があります。和菓子は、買ったその場ですぐ食べるとは限りません。誰かへの手土産として購入して、移動して、その人のもとへ持っていく。
だから湘南冨士美さんでは、お客様が商品を購入するタイミングだけではなく、実際に相手へ渡すタイミングで一番おいしくなるように考えて作っているのだそうです。
伺った時の私の心の中は「何それ〜〜〜!!!! そんなのもっと主張してほしい!!!」と大興奮していました。
公式サイトやSNSを見ているだけでは、私はこの話に出会えなかったと思います。直接お会いして話を聞くからこそ知ることができる、その人にとっては当たり前すぎて、わざわざ発信していないこだわり。そういうものを取材で見つけるのが好きです。
すでにある情報をまとめるだけではなく
地域記事を書くとき、営業時間やアクセス、商品の特徴など、読者が知りたい基本情報を分かりやすく伝えることはもちろん大切です。でも、それだけなら検索すれば見つけられる情報もたくさんあります。
せっかく取材させてもらえるなら「直接話を聞いたからこそ、この記事で初めて知れること」をひとつでも持ち帰りたい、そう思っています。
今回の記事でも、お店の歴史や商品を紹介しながら、取材で伺った和菓子づくりへの思いや、商品の背景まで届けられるように意識しました。
そして取材をきっかけに知った「湘南もんぶらん」は、後日自分でも購入するくらいお気に入りに。取材後も思わず紹介したくなる商品に出会えたことも、うれしい出来事でした。
実際の記事はこちら
【茅ヶ崎 ショップレポ】湘南冨士美 - 和菓子作りのこだわりに出会う工場直売店
https://shonanjin.com/news/chigasaki-syonan-fujimi/
取材相手が普段はわざわざ口にしていないこと。WebサイトやSNSにはまだ載っていないこと。本人にとっては「普通」だけれど、外から見るととても面白いこと。
これからも、そんな魅力を見つけて記事にしていく仕事がしたいです。