動画制作の相談を受けるとき、最初にお伝えしていることがあります。「1本作って終わりでは、成果は出ません」ということです。
派手な1本より、続く10本の方が事業の数字を動かします。4年やってきて、これは例外がありませんでした。
3年以上続いているクライアントの共通点
ありがたいことに、3年以上ご一緒しているクライアントが複数あります。振り返ると、共通点は3つでした。
1つ目は、経営者や院長ご本人が演者として出ていること。代理の方が話す動画は、どうしても熱量が乗りません。
2つ目は、成果指標を最初に握っていること。登録者数なのか、来院数なのか、採用応募数なのか。ここが曖昧なまま始めると、途中で「これって意味あるの?」という話になります。
3つ目は、更新の型が決まっていること。月に何本、誰が何を準備するか。ここを設計せずに気合いで回すと、3ヶ月で止まります。
住宅会社では、来場前の見込み客の理解度を高める設計で企画・制作・分析を担当し、登録者が6ヶ月で約9倍、平均視聴維持率40%以上、年間販売棟数1.8倍という結果につながりました。園芸企業では、登録者9万人のチャンネルで企画・台本・サムネイルまで担当し、SNS効果で過去最高売上を記録しています。いずれも単発ではなく、継続運用の積み重ねです。
内製化まで伴走した話
ある建設会社では、動画の内製化まで伴走しました。
外注コストの構造そのものを変えたいというご相談だったので、3段階のロードマップを設計しました。最初は現場に同行して撮影から一緒にやり、次に社内の方に撮ってもらったものを私が仕上げ、最後は企画から公開まで社内で回してもらう。この順番で、実際に内製化まで到達しています。
自分の仕事がなくなる進め方ですが、私はこれでいいと思っています。「最初から丁寧に教えてもらえた」「途中で迷っても相談できる」と言っていただけることが多く、結果として別の相談をいただけているからです。
AIで、制作現場は本当に変わりました
ここ1年、Claude Code や Cursor を制作フローに組み込んできました。
台本の初稿づくり、構成のパターン出し、編集作業の定型化。これまで人手でやっていた部分が確実に速くなりました。生まれた時間は、企画とヒアリングに回しています。結局、成果を分けるのはそこだからです。
医療業界の商習慣と非効率は、18年間、現場で見てきました。予約受付、問診票、シフト作成、求人原稿。動画以外にも、AIで楽になる場所がたくさんあります。
これから目指していること
3つあります。
1つ目は、動画だけでなくAI導入支援でも価値を出せるようになること。2つ目は、医療以外の業種にも継続運用を横展開すること。業種が変わっても「経営者が演者になり、考え方を伝えることで選ばれる」という構造は共通しています。3つ目は、継続運用をチームで回せる体制を作ること。前職で3県・年商約5億円を管理し、部下4名を育てた経験を、今度は制作チームで活かしたいと考えています。
何より目指しているのは、支援したクライアントの売上が伸び続けている状態です。動画の本数ではなく、そこで評価されたいと思っています。