たこ焼きと中国(雪本剛章)
こんにちは。雪本剛章です。
中国・上海出身で福岡に住む私の友人は、たこ焼きが大好物です。
福岡の天神西通りや親不孝通りに飲みに行くこともありますが、やっぱり博多の街には屋台が一番。
ビールに焼き鳥で日本人と交流してますが、たこ焼きを囲むことも多いみたい。
「揚げパン」「水餃子」と同じ小麦粉がベース
日本の伝統的なスナックフードである「たい焼き」や「たこ焼き」などは、小麦粉を原料とする食品です。
中国の人に受け入れられやすいようです。そもそも小麦粉を材料とする食品と中国人との相性は良い。
「揚げパン」「水餃子」などは、小麦粉がベースです。
古くから小麦粉を使った食品は多く、中国の食文化の中に根付いています。
アンコ
さらに、たい焼きの場合は、中身に入れる定番のアンコも中国人の舌に合う。
中国ではもともとアンコと小麦粉を合わせた菓子や料理は多い。
秋に伝統的に食べる中華菓子「月餅」などにアンコを入れたものもある。
広東省では飲茶(ヤムチャ)でアンコを使った品も出てくる。
「たこ焼き」で大阪をPR
一方、大阪市は2005年10月、上海で、大阪の名所や食文化などをPRするテレビCMを放映した。
「中国から見た大阪の良さを出して」と、上海のテレビ局の子会社に依頼して「大阪城」「法善寺横丁」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」など、大阪ならではの12編を制作。
上海の人気女性リポーターが大阪城の石垣に触れたり、道頓堀でたこ焼きを食べたりしながら大阪を歩いた。
富裕層がターゲット
CMは購買力の大きい富裕層やインテリをターゲットにした。
上海のニュース専門チャンネルで毎週日曜の午後と夕方に放映された。
制作費や放映権料などに要した総額は約1000万円だった。
雪本剛章