マーケティング分析・基本テクノロジーの準備から開発本番へ
自分は、Codablecashという、ブロックチェーンを利用したスマートコントラクト・プラットフォームの開発者です。開発スタイルは、Research&Developmentの形式をとっていて、自分で、マーケットの需要をリサーチしつつ、より、「多くの方が探しているようなプロダクトはどのようなものか?」を分析して、ユーザー側の探す力を利用した、戦略的な集客/営業が出来るプロダクトの開発を目指しています。
今回の起業で目指す、自分の営業スタイル
自分自身は、開発環境や開発言語のコンパイラが得意で、それを使って、EC関連の自社プロダクトを作り上げ、自分でHP上で売ってきたという経験があり、その経験から得たものは、技術が得意な技術者には、技術を使った営業方法があるということです。そして、その方法とは、まさしく、今、技術が進歩していながらも、必要なものが出てこず、伸び悩んでいる業界に必要なプロダクトを用意するということ。
そうすることによって、自分から売り込むのではなく、ユーザ側が検索をしてくれる力を利用して営業展開をすることが可能です。そして、この方法であれば、日本語圏内ではなく、人口が圧倒的に多い、英語圏でインターネットを通して集客や営業活動が可能になります。
ただし、この方法で成果をあげるためには、世界中で確かな需要がありながらも、まだ、誰も作っていないソフトウェアを作る必要がありますので、技術的ハードルは、非常に高くなっています。
自分の技術力をブロックチェーンの未来へマッチング
今回の企業では、自分が得意な技術、蓄積がある技術を、ブロックチェーンという新しい領域のスマートコントラクトについて着目し、そこに自分が持っている技術をマッチングさせようと、日々、開発をしています。
具体的に、自分が得意なものは、
- 開発言語・コンパイラ開発
- リレーショナルデータベースエンジン開発
の2つです。これらのスキルを駆使して、現在のスマートコントラクトに足りない、新しい物ということで考えた結果、リレーショナルデータベースを内部のロジックで扱えるスマートコントラクトの開発という方向性になりました。
プロダクトのコンセプトの決定と市場分析
実は、Codablecashの開発をはじめてから、かなり、長い時間が経っています。何に時間がかかったかというと、それは、開発自体に時間がかかったというより、どんな具体的なコンセプトのプロダクトにするか、調査するうえで時間がかかりました。
プロダクトのコンセプトは、非常に重要でユーザー層からみて、しっかり、どういったものかわかりやすくしていかなくては、インターネット上で、まったく気づかれずに埋もれてしまうことになってしまいます。そこに、非常に多くの気を使いました。
- ユーザが探している強いニーズがある(プロダクトを探すモチベーションがある)
- ユーザが探しているニーズに合うと一目で分かる(資料を読んだりプロダクトを評価するモチベーションがある)
- 評価した結果として、ニーズを100%満たす(継続的に利用するモチベーションがある)
といった、ユーザ側のモチベーションにマッチしていること、マッチしていると分かることが非常に重要で、この部分には神経質なくらい、気を遣いました。
いよいよ、コンセプトが固まり仕上げていく段階へ
プロダクトのコンセプトの決定作業とともに、実は、そこで必要になりそうなこだわりの部品は、平行して作っていました。この部品に工数をかけるかどうか、工数をかけず、将来作るという前提で早くリリースしてしまう部分で、自分は、作り上げてからリリースするという選択肢をとり、今まで水面下で作業を進めていました。
理由としては、その部分がなければ、ユーザのモチベーションにしっかりとマッチしないので、その状態で集客をすることは、不可能だと考えたからです。
そして、いよいよ、コンセプトもかたまり、本番のソフトウェアを作り上げるフェーズに入ってきました。これから、いよいよ、モチベーションが上がるところにきましたので、いろいろと、今までのこだわりのあったことや、作業の進捗についての開発話などを、今後、書いていこうと思います。