持続可能な農業に取り組むスイスの農家
スイス、チューリッヒ湖の近くにあるファームで2週間お手伝いさせていただいた。あらゆるファームに行ってきた中でも、このファームはとても印象に残っているので紹介します。
このファームを運営する夫婦は、現在お子さん2人と犬1匹と暮らしている。ファームにはあらゆるオーガニックの野菜や果物、ハーブが育っており、散歩するだけでも気持ちのいい場所である。
このファームの特徴の一つは、消費者が必要な時に収穫して持って帰れるシステムであること。年間で契約している利用者のほとんどが近所に住んでおり、まるでスーパーに来るように野菜を収穫しに来る。利用者はいつでも来ることができ、一定数であればどの作物をどれだけ持って帰ってもいいサブスクのような仕組みである。顧客はいつでも新鮮かつ安全な作物を得ることができ、生産側は収穫、包装、運搬をする必要がないため、両者にとってWin-Winのシステムとなっている。
夫婦は気候変動や環境保全にも強い関心がある。大きな機械をなるべく使用せず、あらゆる植物を一緒に植えて畑の中の多様性を維持している。雨水を貯めるシステムや土を保水するための草マルチを利用している。運搬の必要もないので車も所有しておらず基本公共交通機関か自転車。ゴミやエネルギーの削減に大きく貢献している。
近年ではナチュラルワインの生産もしており、地元の品種のぶどうを栽培している。
このファームで滞在し、その家族や利用者、地域の人、ファームで働く人などあらゆる人とのつながりを感じた。このような場所が様々な地域にあればいいなと感じた。