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最近見た映画の話

Photo by Shiho Azuma on Unsplash

「永遠の門 ゴッホの見た未来」という映画を見ました。すっかり映画のような長いものを一気に見る時間がとれなくなり数年。最近眠れないときにふと思い立ってみてみました。

公開当時気になっていたものの見に行くことはできず、すっかり忘れていましたが今年ゴッホ展が名古屋であったので思い出しました。

ゴッホ展ではワケあってほぼ見られなかったのですが(行くにはいった)日本の美術館にもゴッホの作品あるのでそのうち近いうちに見に行きたいと思います。

そして肝心の映画の方ですが私にとってはかなり良かったです。ゴッホを美術の教科書で学んだ程度の方でも楽しめると思いますが、やっぱり暗いです。夜中に見るもんじゃないです。でも、過激なシーンはありませんし、映像は美しいですし、役者さんの演技も良くて、感動の涙とかもないですが、あとからじわじわと良くなってきました。

ゴッホの絵を描くシーンも多く、その分セリフは少なめですが、印象的なものは多くて、自分の絵は未来の人のための絵だみたいなことを言っていて、そうだよねーって。タイトルの「未来」とつながっていると思いますが、今現在誰かに認められていなくても、それでも自分の絵を描くことを貫くというのは、並大抵の覚悟ではできないことだと思います。でも別に孤独になりたくてなったわけではないし、むしろ家族のような仲間を欲して努力し続けていて、それをかなえたくて描いていたのかなと思いました。

その気持ちはすごくよくわかります。たぶん私もそっちのタイプです。

どうしても、耳切っちゃった人とか拳銃自殺した人とか変わった絵を描いているとかクレイジーなイメージを持たれそうな面もありますが、絵をよくよく見てみてください。いたって真面目な風景や人物や静物を描かれています。模写やデッサンもたくさんあります。本当にすごいと思う点を言い出すとめっちゃ長くなるので割愛します。

孤独から酒に溺れたのかもしれません。私はそっちのタイプではありませんが、何かに逃げて、でも満たされない思いというのは誰しも多かれ少なかれあるものではないでしょうか。

この映画が良いと思った点がもう一つ。私の大好きなミステリー要素があったことです。

あえて想像させるようなシーンもたくさんあって、そこがあとからじわじわ良くなった理由かなと思います。

ゴッホはどうして死んでしまったのか。

本当はどんな人物だったのか。

気になった方はぜひ見てみて下さい。

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