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なぜ恋愛メディアはいつまでもSEOに向き合わないのか?

WELQの内側にいて感じていたこと

WELQの問題が起きた時、僕は「あぁ早めに抜けておいてよかった」なと思った。

何を隠そう、僕もライターの駆け出しの頃、WELQの中にいたことがある。実際に、いくつか1位をとったキーワードもある。(ただそれは記事の質というより、ドメインパワーの方でだったと思うが)

しかし、運営の体制には当初から疑問を抱いていたし、「この運営の仕方だといい記事が書けない」ということはわかっていたので、問題が起きる前にWELQでの執筆はやめていた。

そして案の定、WELQおよび、DeNAのキュレーションメディア事業は総崩れした。

SEOに「本質」が通用するようになってきた

WELQ問題が起きてから、Googleのアルゴリズムはより本質的なユーザーニーズを満たすための記事を上位表示するための改善を加速させている。

昔はブラックハットSEOでも上位表示を実現することができていたが、今後はホワイトハットでなければ確実に上位表示することはできない。

僕は、2018年の4月からSEOに関する勉強を本格的にスタートした。(ブラックハット全盛時代は小手先SEOの時代だったので、参入しようと思えなかった)

そして9月に個人サイトをオープンし、リリースから半年も経たずに狙ったキーワードで上位表示をさせることができるようになった。

それは、間違いなく「SEOの本質」にそって、Googleが何を望んでいるのか、ユーザーが望んでいるのかを満たす記事を書いているからに他ならない。

Googleのコアアップデートは、より「ユーザーのための記事」を評価するようになってきている。

言い換えれば「ようやくまともに戦える」時代になってきた、ということでもある。

恋愛メディアはSEOを甘く見ている

しかし、恋愛業界はこの波に乗り遅れている。

いまだに、安いライターを大量に雇い、物量投下するスタンスでキュレーションをメディアを作成している。

どうしてWELQがやっていたようなことをいまだにやっているのだろう?アクセスを集めて売却することでも考えているのだろうか?

買わされた方はたまったものではない。なぜなら、これからのアップデートでそれらのメディアが没落していくのは目に見えているからだ。

僕のTwitterにはよく「検索しても納得のいく回答が得られなかった」という声が届く。

そう、恋愛関係のキーワードは、ユーザー満足度の低い記事が跋扈している状態になっているのだ。

僕は、この状況を改善したいと思っている。恋愛プロフェッショナルとして。

恋愛は自己肯定感に関わる重要なテーマ

WELQは「肩こりの原因が幽霊」と書いて批判されたが、現在上位に表示されている恋愛メディアも似たような罪を犯している。

ユーザーの困っていることに対して、かなり素っ頓狂なアドバイスを平気な顔をして載せている。

恋愛は自己肯定感に関するテーマであり、パートナーシップは人生に関するテーマだ。

その重要なテーマを「安く雇われた、専門知識のない、匿名の」ライターが書いていて、しかもそれが検索上位にいる、というのだから目も当てられない。

ただ、嘆いてばかりはいられない。誰かが変えていかなくてはならない。

マイケル・ジャクソンは晩年のツアーで「Start with us」誰かではなく、僕らから始めようということをメッセージにしていた。

僕も誰かに任せるのではなく、「Start with me」まずは自分から始めようと思った。

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