あなたはこんな上司と働いたことはありませんか?
- 目的を提示せずに指示のみを流す(とりあえずやれ)
- 相談しても的確なアドバイスがない(うまくやっといて)
- 自分のやり方を押し付ける(このやり方でやれ)
- 自分が知らない業務があることが許せない(聞いてないよ)
- 常に多忙で最低限の情報共有すらできない(言わなかったっけ)
私はむしろこのような上司にしかであったことがない。このおかげで私は自分で考えて行動するというスキルを身に付けることができた。
私がプレイングマネージャーとして営業をしていた時、当時の上司から指示を受けた。
内容は覚えていないが、何かを調べろ、新しい活動をしろ、と言った内容だったと思う。
私はその指示をチーム員に周知しないといけなかったので、その上司にその指示の目的と緊急度、重要性などを質問した。
1日は24時間しかなく、私たちのスケジュールには余裕はない。何か新しい事をするには何かを中断しなければならない。この優先順位変更のためには重要性などの情報が必要になる。
「いいからやれ」
これがその回答だった。
これではチーム員に伝えられない。
私は信頼できる別エリアのプレイングマネージャーに相談した。
「また上司が訳の分からないことを指示してきたんですけど、これってどういう意味ですかね」
「あれはね、またいつもの支店長の思い付きだから、オレは適当にすませるよ」
「なるほど、その空気感で私もチーム員に伝えるようにします」
「それでいいと思うよ」
「あの上司は何とかならないですかね、イエスマンと言うか場当たり的と言うか、何のために月次戦略を立てたんでしょうね」
「そんな文句をいつまでも言っていないで、『7つの習慣』を読んでみな。上司がどうこうとかはどうでもよくなるよ」
私はチーム員に空気感とともに上司の指示を伝え、書店に走った。
私は自己啓発本は読まない。人心操作術や属人化した成功体験など、根本解決にならない詐欺師まがいのテクニックや著者の自慢話としか思えなかったから。ただ、信頼できる先輩のすすめなので『7つの習慣』を読んでみた。
この本は基本的には私の考え方と一致することが多く、自分の考えを明文化し、さらにブラッシュアップした内容だった。
特に「すべての結果は自分の責任」「影響の輪」という考え方は私の考え方をさらに高めてくれた。
この本を読んで以降、私はこのような考え方で上司に対応することにした。
- 上司の指示には従わないと言う選択と従うという選択があり、それは私自身の責任で選択する
- 上司への依存や他人頼みの成果達成などを限りなく排除するために自己完結する実力をつける
- あらゆるミスや未達成は自分に責任があり、その背景にある準備不足やリスクマネジメントを検証する
これらのことを始めるとエクセルを活用した分析力、パワーポイントの視認性、業界知識や戦略立案力などが圧倒的に向上したと今になって思う。このダメ上司がいたからこそ、3年後の売上日本一が達成できたと思っている。
ダメ上司は上司ガチャの外れくじなのかもしれない。でもその外れくじには成長のチャンスがおまけでついてくると私は思っている。
これを乗り越えられる人はピンチをチャンスに変えることができるし、会社の指示と現場の状況を取捨選択して最善策を得られる人になれるスタート位置に立つことができる
あなたはどうですか?
