1
/
5

【おすすめ本】正欲(朝井リョウ)

こんにちは。栗原政史です。

本日もおすすめ本を紹介していこうと思います。

「正欲」(朝井リョウ)

あらすじは

人として歩むべき道を外れた人間を嫌う、正義感の強い検事・寺井啓喜。不登校の息子・泰希に学校へ戻ってほしいと願うも、泰希は教育のあり方に疑問を抱く動画に触発され、自身も動画チャンネルを開設して動画投稿し出す。寝具店の店員・桐生夏月は、「睡眠欲は私を裏切らないから」という理由で今の職に就いている。彼女はある秘密を抱えており、そんな秘密を共有できる同士・佐々木佳道とふとしたきっかけで再会した。学祭実行委員の神戸八重子は、ミスコンのあり方に疑問を抱き、代わりに多様性を重視する「ダイバーシティフェス」を開くよう提案する。男の人から見られることに恐怖心を抱いていた八重子だったが、ミスコン出場者の諸橋大也からだけはそんな気持ちを感じないと気づく。この三つの物語が、令和が始まる日に向けて動き出す。そして一つのある事件が起きる。事件の真相は?そこまで至った背景とは?多様性を重視する世の中に大きな疑問を投げかける問題作がここに生まれた…。

この小説は「多様性」という都合のいい言葉に問題提起を起こした作品です。

朝井リョウさんのデビュー10周年の作品ですので勝負をした作品となっております。

つい「逃げたい」と思えてしまう作品ですが、目を背けてはならない、考えなくてはならない内容となっていますので是非みなさんも一読してみてはいかがでしょうか?