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【おすすめ本】告白(湊かなえ)

こんにちは。栗原政史です。

今日もおすすめ本を紹介していきたいと思います。

「告白」(湊かなえ)

この本は湊かなえさんのデビュー作にして、第6回本屋大賞を受賞するなど代表作になっています。

我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まります。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていきます。衝撃的なラストを巡り物議を醸し映画化もされました。

加害者とは?被害者とは?正義とは?

など、正義の根元、一つの視点で物事を見ないように多角的に物事を捉えようと問題定義しているような小説です。

確かに、物事を一側面だけで捉えているだけならばその中の正義というものが生まれます。しかし、物事を多角的に見た場合、正義というものがあやふやになりますね。

そのあやふやを大切にすることが必要ですよね。