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日本のホステルを世界に宣伝

このケーススタディは、自分のオンラインポートフォリオから再投稿されています。
英語また日本語の原文を読むには、是非、下記にのリンクにアクセスしてください。


Case study 2
I took into account our location, the quality of the amenities we offered, and our price point compared with surrounding hostels. Referencing government studies on the changing demographics of international tourists to Japan, we settled on the following p
https://lukebruehlman.com/casestudy2

プロジェクト概要

事業:東京でのカフェ、宿泊、インバウンド

任務:英語圏マーケティング担当として、私は国際市場分析や海外でのブランドプロモーションの監督のみならず、全社でのマルチメディアコンテンツ戦略、制作、及び管理を指揮しました。

目標:新規に開業した当ホステルとカフェ事業のため、海外でブランドの認知度を宣伝し売上を向上させる方法を確立すること。

成果

  • 第一四半期に渡り、宿泊売上を186.9%増加させること
  • 同四半期に、飲食売上を63.1%増加させること
  • 当社SNSのエンゲージメント率やオンライン広告のクリック率が市場の基準を超えること

チーム:マーケティング部マネジャー、現場と本社のスタッフ、社外の映像制作者、海外メディア機関、英語圏また日本のSNSインフルエンサー

主な活動:市場リサーチと分析、コンテンツ戦略と管理、写真・動画の制作と編集、コピーライティン、和英翻訳・通訳、ウェブサイト管理、SNS管理、SEO戦略、ユーザーエンゲージメント戦略、セールスのリーダーシップ

目標

事業情勢

『Q Stay and lounge』は、2019年に東京都に設立された高級ホステル・カフェの事業でした。社長は、2020年夏の東京オリンピックが開催される見込みを持ち、海外からの旅行者や在日している英語圏の外国人に当社のブランド力や売上を向上させることを目指しました。

私の任務

私は英語圏マーケティング担当として採用され、競争の厳しい東京の宿泊市場の中に当ホステルやカフェのブランド力を構築するため、国際向き総合的なマーケティング戦略を工夫する任務を受けました。

これらを達成させるためには、ブランドが検索が容易で、多言語・文化での交流を可能とし、またアピール性のある一貫したスタイルでオンラインコンテンツを提供する必要がある、と私は考えました。

下記の内容は、私が日本のホステルを海外の顧客に宣伝すること通じて、売上やエンゲージメントを向上させた方法になります。


顧客・市場のリサーチと分析

東京は、世界で一番人口が密集した大都会であり、重要な文化や金融の中心ととも言えます。従って、宿泊収容人数は10万人を超えることは意外ではないでしょう。

私は、我々のホステルが、この競争市場の中でも際立つ存在にすることを目的にしました。

それを達成するために、いかに海外の顧客との接点を持ち、当社の宿泊サービスを宣伝していくかを決定するための徹底的な市場調査とデータ分析に関して、イニシアティブを取り企画致しました。

理想的な顧客像を決定

まず、どのような海外からの顧客をターゲットとするか、明確に具体的に理解する必要がありました。

私は、当社の所在地や、提供する設備の質、及び他の東京のホステルと比較した価格などを考慮し検討しました。訪日外国人観光客の人口統計の変動に関する政府の調査を参考にして、下記のプロフィールを理想として決定しました。


理想顧客像の作成は、マーケティング部だけでなく、社内全体の努力向上に役立ちました。

このプロフィールは、商品開発、現場管理、及びスタッフの採用とトレーニング活動の際によく参考にされました。

重要な業績評価指標を確立

私とマーケティング部は社長と協力し、売上の成長や社内全体の財務に及ぼす宣伝活動の効果を測定するために、いくつの重要業績評価指標を作成しました。

その評価指標を下記に示します。

☆宿泊売上の向上:第一四半期に100%向上

☆飲食売上の向上:第一四半期に50%向上

☆SNSエンゲージメント:全アカウントで500名の新規フォロワー数増加

競合相手の調査を実行

過去に行ってきた競合相手となる他の東京のホステルの料金やサービスに関するデータに加え、当ブランドを際立たせるために、他社のマーケティングのコンテンツと戦略について追加調査を提案しました。

私が準備した主な回答は下記になります。

  • 他社でのマーケティングを行うにあたり、どのようなコンテンツを活用していますか?
  • 顧客にアピールするには、どのSNSプラットフォームを最も有効に活用していますか?
  • どうすれば、人に魅力的と思わせることができるのか、またより良くすることができるのでしょうか?

さらに、私は東京市場の競争相手に限らず、世界中の都会の一流ホステルにも調査を広げました。
世界中には無数にホステルがあり、たとえブラジルからオランダ、ベトナムに至るまで、それぞれの国のホステルが海外の顧客に対し、どのようにアピールしているのか、より深く理解したいと私は考えました。

団体営業に対するマーケティング

私は市場リサーチを通して、高校また大学の修学旅行の団体が頻繁に来日していることに目をつけました。しかし、そのグループは実際に当社のようなホステルの宿泊を利用していながらも、あまり当ホステルはマーケティングの対象にされていないようでした。

そのグループの一般的な必須条件と優先事項につき検討したところ、当ホステルの所在地や安全保障は、理想的であると考えました。
そこで、社長またマーケティング部のマネジャーの合意を得て、修学旅行の団体に直接に連絡し、当社のサービスをアピールするキャンペーンを開始しました。

このダイレクトマーケティング活動はすぐに結果が得られました。初回応答率の20.4%を取得し、また、セールス・リードの200件を超えるデータベースを集めることができました。

マルチメディアコンテンツ戦略の推進

私たちが主な顧客として求めていた若くて国際的な社会人は、テクノロジーの知識が非常に高く、ビジュアルデザインの鋭い感覚を持つ人々が多いと考えます。 スタイルが精通したこれらの顧客に効果的にアピールするには、高品質のマルチメディアのコンテンツが必要であると考えました。

私がコンテンツ及びソーシャル・メディアの戦略を作り出した方法を下記に示します。

ウンドメディアのコンテンツバンクを構築

私が採用される以前は、当社のマーケティングは公有の映像や、プレースホルダーのコンテンツに多く依存している状態でした。

私は、過去のマルチメディアの制作と管理実績を活用し、SNSプロモーション広告及び店内の展示に至るまで、どこからでも自由にアクセスできるオーダーメイドの多様なコンテンツを構築しました。

  1. 画像

私は、まず当ブランドのあらゆる様相が反映される数百枚の写真の作成を指示し、自ら撮影と編集を行いました。
これらの写真には、当ホステルのドミトリールーム、宿泊設備、カフェのメニュー及び多文化交流が行える雰囲気を重点的に示すようにしました。

また、ホステルの周辺には、上野周辺の文化的で歴史的な観光スポットが散策できることを示すコンテンツも盛り込むように指導を致しました。ホステルの利便性良いこととで、より多くの本格的な日本の経験をすることができるということを、海外からの旅行者に強調したいと考えました。


2. 動画

私の今後のマーケティング計画として、プロモーション用や観光要用の動画シリーズも検討して参りました。2020年当初には、社外の映像制作者と協力し、オンライン広告を利用して当カフェを宣伝する動画シリーズをプロデュースしました。

(私が企画、撮影および編集を自ら行った、ホステルのグランドオープンを宣伝する動画がポートフォリオに掲載致しますので、どうぞご覧お願いします:https://lukebruehlman.com/casestudy2

3. コピーライティング

ウェブサイトと予約ページの英訳を行うと同時に、私はホステルとカフェの英語マーケティングの主なコピーを作成しました。
これらには、商品、サービス、メニューの説明及び頻用される見出しやキャチコピーを含めました。さらに、対象顧客の人口統計に基づき、英語で日本語用語(寿司、畳、弁当など)をどの程度、どの場面で使うかにつき具体的なガイドラインを確立しました。

つまり、英訳バージョンは私は監督したものとなります。

SNS戦略の管理業務

私は、SNSコンテンツ全体のガイドライン、また短期・中期的な投稿スケジュール戦略を設計しました。
各SNSプラットフォームの特徴を最大限に利用しブランドを宣伝することを目標にしました。

Instagramでは、居心地の良さそうな宿泊施設、美味しそうなカフェメニュー及び上野周辺の有名観光スポットを盛り込んだ自作のメディアのコンテンツバンクを活用し、当ブランドを視覚的にアピールしました。



Facebookは、ホームページの延長として活用しました。当ホステルのサービスや設備リスト、ホステルの所在地やフロント受付の連絡情報、イベントスケジュール、カフェのメニュー、更に予約ページのリンクに至るまで、総合的なコンテンツを掲載しました。


Twitterでは、セールやスペシャル等を毎日投稿し、直接顧客やフォロワーへの情報発信を可能にしました。

将来的には、上野周辺の観光を対象にするYouTubeチャンネル、また現場スタッフが運営したTikTokなども企画していました。

SEOとオンライン広告の実行

私は、海外の顧客へ当ブランドの認知度をオンラインで高めるために、主に2つのことに取り組みました。

一つ目は、徹底的な英語のSEO分析とオーバホールを行いました。
検索キーワードの分析ツールを活用し、検索ボリュームの高く、当社が容易に検索結果の高い順位に表示されるようなキーワードを検討し、それらをホームページ更新やSNS戦略に組み入れるようにしました。

二つ目は、SNSまたオンライン検索の広告キャンペーンについてです。
Google検索、Facebook、またInstagramを用いて、カフェの商品とサービスを多言語で宣伝する広告キャンペーンの作成と管理を指揮しました。


Googleの広告は特に効果的であり、カフェ市場の標準的なクリック率を上回り、4.69%まで達成しました。

また、全てのキャンペーンで徹底的なA/Bテストを実行しました。
収集したデータを分析・報告することで、社内各部門に下記のようなより明確な情報を提供することができました。

・一番宣伝しやすい潜在顧客は誰なのか
・どこで、いつ当社のサービスが検索されているのか
・社のどの製品やサービスが最もアピール性が高いのか
・当ブランドのどの側面を最も改善すべきなのか

ライブイベントの宣伝と管理

我々の企業理念の1つは、「あらゆる文化の人々が出会ったりお互い学び合うことができる国際的なスペースを東京で構築すること」でした。この企業理念により、ライブイベントのシリーズの工夫、作成、また管理方法を導き出すことができました。

私は、国際文化のイベント、音楽パフォーマンス、言語交換パーティー等のあらゆるジャンルのイベントシリーズの開催を管理しました。

SNSのプラットフォーム、当ホームページ、またMeetup.comを活用し、イベントシリーズの認知度を最大限に高めるため、英語、日本語および中国語で宣伝しました。

広報とメディア機関との協力

自作メディアのコンテンツバンクの作成と管理に加え、私は当ホステルやカフェが社外のメディア機関から注目を浴びるように努力しました。

インフルエンサーマーケテイング

人気のSNSコンテンツクリエーターは、私たちがターゲットにしていた若い顧客にかなり影響を与えます。

私は関連する英語と日本語のソーシャルメディアコミュニティを広範囲に調査し、いくつかの協力関係を築きました。

その中、最もインパクトのあった2人を下記に紹介致します。

  1. ユーチューバー 『ケムシちゃん』

YouTubeとInstagramで約20万人のフォロワーを抱えるアメリカ人のインフルエンサー『ケムシちゃん』は、日本の生活を紹介するジャンルで大きな存在感を示しています。彼女のバイリンガルコンテンツにより、特に日本と東京エリアを旅行に興味のある外国人にアピールすることができます。

私はケムシちゃんと一緒に、当ホステルとカフェ、また周辺の観光スポットを特集にするInstagramの投稿とYouTubeの動画を計画をしました。
その上、抽選で当たったフォロワーに限定し、当ホステルでミートアンドグリートと合宿イベントを企画しました。

2. 料理研究家 河瀬璃菜

もう一人は、河瀬璃菜(かわせ りな)さんは、日本の料理業界で有名になっている「料理研究家」です。 メニューの調整とフードスタイルングを専門とし、レシピ本を出版し、また、数回日本のテレビ番組や広告で取り上げられたこともあります。

私とマーケティング部は河瀬さんに連絡し、当社のカフェ限定のコラボレーションメニューの作成で協力することに同意を取得しました。
河瀬さんに用意していただいたメニューは、日本の地域農業を支える食材で作られており、すぐにカフェの売れ筋商品になりました。

English-language media

Tokyo Weekender

1970年に最初に発行された『Tokyo Weekender』は、日本で最も長く続いている英語のメディア出版物です。都内300箇所以上に月間2万部の配布され、ウェブサイトとSNSアプラットフォーム全体で月に合計45万回の閲覧を誇っています。

河瀬さんとのコラボレーションについて『Tokyo Weekender』の編集者にアプローチし、すぐにインタービューの依頼で返信を受けました。そのインタビューは当カフェで行われ、私は日本語・英語の通訳業務を行いました。
この記事は、2020年4月号の注目記事として掲載して頂き、河瀬さんの詳細なプロフィールと共に、当カフェとのコラボレーションメニュー、またホステルとカフェ自体についての情報も掲載されました。


さらに、コロナ禍で営業形態を順応させている企業を焦点とした『Tokyo Weekender』オンライン版の特集シリーズのため、私はインタビューをしました。

その他、私は英語圏メディアの取材経験を得ることができ、『Japan Today』、『Tokyo Survival Blog』、『JW Web Magazine』に記事が掲載されました。



日本のメディア

私は、自分のリサーチまた交渉能力を生かし、マーケティング部の日本語メディアのアプローチにも貢献できました。
当ホステルは、日本経済新聞にて複数の記事、またTBSの『news23』や日本テレビの『ズームイン!!サタデー』でも取材を受けました。


広報の戦略

新規のホステルとカフェの企業として、当社の事業は常に進化していました。私とマーケティング部は社長と協力し、社外のステークホルダーへ常に情報を提供するために多言語での広報やプレスリリース戦略を企画しました。

特に2020年のコロナウイルス感染拡大により、営業時間の変更や、ソーシャルディスタンや衛生設備に関しての新しい方策の導入告知を行うために、この広報はさらに重要な役割を果たしました。

成果

☆宿泊売上の向上:第一四半期に186.9%向上

☆飲食売上の向上:第一四半期に63.1%向上

☆SNSエンゲージメント:700名を超える新規フォロワー数増加

当社の第一四半期にわたってある程度の成長が見込まれていましたが、我々のマーケティング活動により、実際の成長は期待以上のものでした。

当ホステルやカフェを利用した顧客によると、ホームページは非常に便利でローカル検索で確認できることや、SNSの投稿の面白さ等が貴重なアピールポイントである等、多数高評価を頂きました。

東京では10万以上宿泊ベッド収容数があるにもかかわらず、かなり早期に当ホステルはほぼ満室の状態でした。世界中からの旅行者で賑わう当ホステルは、「あらゆる文化の人々が出会いお互い学び合うことができる国際的なスペース」という社長のビジョンを確かに現実化されていました。


勉強になったこと

このマーケティング活動を通し、主要な顧客について深く理解し、どこで、またどのように当社のブランドを接触させるかを入念に検討することの重要性を学びました。
有効なマーケティングキャンペーンは必ず、徹底的な市場調査で始まらなければならないでしょう。適切な調査を行うことにより、理想的な顧客は誰であるか、また、市場でまだ十分にターゲットされていない顧客はどの人であるかについて、驚くべき発見につながることもあるでしょう。

当社のような、多文化・言語的な顧客ベースをアピールする新規ブランドを設立することのは簡単ではないでしょう。マーケティング用のプラットフォームの数が増えるにつれ、マーケティングは焦点を失い、複雑で紛らわしいメッセージを送信しかねません。

私は、この問題を乗り越えるためには、写真や動画のような焦点を絞った強力なビジュアルコンテンツが、言語や文化の壁を超えて印象を残るブランドアイデンティティを構築するための立派なツールである、と学びました。
この世界がますますグローバル化するにつれて、企業は映像コンテンツや多文化、多言語メディアを活用し、更に多様で知識豊富な顧客にアピールする必要があると考えます。