8年ちょっと前 離婚どん底からスタートした話
「普通」から道を外れたらびっくりするほど世間は冷たかった
2012年、結婚生活にピリオドを打った時、それまでの生活で家庭生活を優先していたこともあり私には経済的な信用がなく、新しく住む場所を探そうにも住宅ローンは謝絶され、賃料保証会社の審査にすら落ちた。
社会から値打ちがない人間だと烙印を押されたと思った。
仕方なく、割安な売物件を探した。なけなしの金をはたいて購入した築古狭小のマンションは風呂もなく管理も行き届いていなかったためまさにスラムのようだった。離婚をして、スラムのような場所で生活を始めた姿を見てこれまで友人だと思っていた人たちが去っていった。
自分にとって最高の人生を考えてみた
全てをなくしてすべてが虚しかった。SNSで見るすべての知人たちの写真が妬ましかった。
決して若いとは言えない年齢になり、経歴のリセットも叶わない。
真っ暗だった。
私が本当に欲しかったものというのは何なのだろう。
自分にとっての最高の人生を考えてみた。
別に高級車なんかいらない。だって高級車に乗っていても不幸せな人を山ほど見ている。
別に億ションもいらない。大切なのは箱じゃなくて中身だと思った。
気が付けば私の最高の条件は3つだった。
・今の仕事の継続(何もない時から付き合ってくれて今も慕ってくれるお客様に報いること)
・家族の幸せ(≒人よりちょっと多いお金)
・誇りある仕事で仲間を一人でも増やす(その仲間にも家族ができたら2倍の意味になるのでは)
スラムマンションからの逆転
偽物の友人たちが陰口を言って去っていったスラムマンションを買ったのは、本質的価値の高いマンションであると判断したからだった。管理が改善するように自分で動いた。そしてこれまでの生き方を理解してくれていたお客様たちも去らずに再起を待ってくれていた。
スラムマンションはほどなくして購入価格より3割アップで予想どおり売却。キャピタルゲインで与信も復活し、その後投資と売却を繰り返し4年間で借入枠を2億まで増やした。
誇りある仕事で仲間を
今、私にとって最高の人生の3つのポイントのうちどうにか前者2つの継続が出来ている。
2018年、夢に向かって青臭いスタートアップを始めた。
おかげ様で事業は多くの家族から感謝されるサービスに育ってきている。
この相続の仕事は、誇りある仕事。お客様に誠実に寄り添い、感謝とともに対価をいただける仕事。
今までにない物を作り、会社の仲間にもいつか家族ができてその子供が大きく育っていって・・
こんなに最高なことはない。
※夫婦関係でも会社の仲間でも、経済的に従属しすぎないことは非常に大事。そんな考えから、当社では副業はもちろん自由。投資についても基礎知識のレクチャーから応援します!