心身症への副腎皮質ホルモン合成阻害薬の可能性について
「うつ、不安、怒りと血中アルドステロンの関係に関する研究」と「うつ病と副腎皮質ステロイドホルモン受容体」という記事を読みました。
私は長らくストレスからくる動悸や心身症に悩まされています。潰瘍性大腸炎や化学物質過敏症、月経困難症や血糖調節障害などはこれらの副腎皮質ホルモンの異常が関係していると考えられます。しかし、心療内科で処方されるのは抗不安薬や抗うつ剤であり、私には副作用ばかりが強く未だ自分の脳に合う薬に出会えていません。私の不安は発達障害の特性やパーソナリティ由来のものであり、本でよく見るような「うつ症状」は私にはありませんので薬が効かないのも当然かもしれません。私が人よりストレスが多いのは当たり前なので、これらはある意味正常な反応であると言えます。ならば内科的アプローチで、副腎皮質ホルモンそのものを調節する薬を飲んだら良くなるのではないかと思いました。
この研究がさらに進めば、心療内科で心身症や適応障害の治療薬として副腎皮質ホルモン調整薬を処方してもらえる日が来るのも遠くないのでしょう。
私は子供の頃から「かっこいい大人」に憧れていました。逆境をものともせず常に成長し続ける、ハードボイルドな大人になりたいと思っていましたが、現実は人間の体はストレスを受けるとさまざまな不調が現れます。気合いだけではどうにもならないことに気が付きました。私が子供の頃憧れていた「かっこいい大人」は所詮フィクションやメディアの印象操作により産み出された幻想だった事に大人になって気付きました。世の中で活躍している「かっこいい大人たち」も、私の見えないところでひっそりと休息を取っているのでしょう。