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将来の考え方が見えた?

Photo by Omid Armin on Unsplash

 緊急事態宣言の中、私は頭を抱え悩んでいました。その原因は私が委員長を勤める学園祭の開催の判断をオンラインで行わなければならないことでした。ほとんど当学園祭についての知識も深まっていない中でどのような判断が最も正しいのかわかりませんでした。最初の時点で学校は延期になったため、またいつか会える、その後から活動すれば間に合うかもしれないと思っていました。しかし流行はおさまらず前期の授業が延期になってしまいました。その結果、前期に行うはずだった学園祭をLINEのテキストのみで委員に伝えました。後期にも学園祭がありその判断もしなければならない...特に前期は一人で授業をオンラインで受けていることが多かったので他の人の気持ちが直接伝わってきませんでした。

 そんな中で私の学校は開かれた大学を理念の一つとして地域の方々と関わらせていただく機会が多い学校です。毎年来場される地域の方々の笑顔をなんとか作りたい、また文化系サークルの発表機会も作りたい、そんな気持ちを持ち始めました。そこからは幹部と毎週のようにLINE電話を行い、学校の学生課や保健の教諭とも相談を行い結果としてオンライン学園祭を目指すことになりました。

目標が決まった事は良かったのですがまず私たちは何を行わなければならないのか、そのための期間や内容を決めそのためには、そのためにはと時間がない中でスケジュールを作っていきました。そのバックキャスティング思考を行なったことでなんとかオンラインでの学園祭を開催でき結果としてYoutubeでの3つの動画を合わせると総再生回数は1万回を超えました。関係してくださった方々へ感謝するとともに実行委んへの感謝も忘れません。またこの1年間で自分の戦略性と協調性に長けていたことも理解できた反面自分の思っている言葉を言い出してしまうなどの欠点も見つけることができました。

今も感染が相次ぎ、会社や部署が将来が見えない中でも目標を立てなければならない場面が多くなっていると感じています。これが思考におけるニューノーマルではないでしょうか?この状況でバックキャスティングでイベントを企画したことは自分の大きな強みだと信じて活用していきたいと思っています。