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なんでも知りたいからwantedlyに登録してみた

 時は「大キャリア」時代。
インターネットを開けば「キャリア構築」「自分らしく働く」「ワークライフバランス」などの言葉が並び、「副業」「パラレルキャリア」が飛び交う。
どうも世の中(の一部)では、もっとよい「働く」、一歩先を行く「働く」があるらしい。

 ひるがえって自分はどうだろう。
医学部入学前のわたしは、とにかく「就職活動」が嫌だった。
100枚は履歴書を書かないといけないらしい。
いろんな人を訪問して、話を聞かないといけないらしい。
大学でどれだけ勉強しても役には立たないらしい。
就職活動をしなくてもいい、大学の勉強は役に立つ、そして、世の中にはなくてはならないのが「お医者さん」。これだけで志望理由は十分だ。当時の私は半ば本気でそう信じていた。

 そんな医学部生にも一応「就職活動」はある。
研修医として働くための病院を探す。私は9ヶ所の病院をそれぞれ1日ずつ訪問して、「ここはきれいだなあ」「ここは当直回数が多いなあ」「ここは体育会系だなあ」とわかったような気になっていた。
就職した病院はとにかく居心地がよかった。もちろん怒られたことも理不尽なこともあったけれど、「いい病院だったなあ」しか思い返すことができない。
 研修医として2年間を過ごした後は、専門を決める。これも私は、そんなに深く考えずに決めてしまった。適正はおそらくあるだろう。去年の春に決めてから1年、とりあえずは何とか毎日の業務をこなせている、はず。

 ふと、「キャリア構築」について考えてみた。
毎日病院に行って、仕事をして、帰る。専門に関する論文を書き、試験を受ける。「○○専門医」になる。レールは医局が敷いてくれる。それでいいはず。

 でも私は知りたい。
世の中の人がどうやって「キャリア構築」しているのか。「パラレルキャリア」は私にもできるものなのか。「自分らしい働き方」は見つかるのか。


  病院と家の往復しかしていない私には、この画像に載っている職種が実際に何をしているのかがぼんやりとしか分からない。エンジニア、は何かを作っているんだろう。デザインはその設計図を描いているのかな?マーケティングは、うーん…
 お医者さんが「メディカル系」を選択するのは安直すぎる気もしたけれど、正直なところ、これしか選択できるものがない。全然、お医者さんではないこともやってみたい。今更だけど。

 世の中が広い、ことを改めて噛み締めたい。
 あの時毛嫌いした就職活動、実はいろんな学びがあったのではないか。

 何でも知りたいです。
 私に伝えられることならお伝えします。