鯖江市、伝統工芸と技術を融合し未来につなげる
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福井県鯖江市は眼鏡産業で知られるが、近年、伝統工芸を技術やアイデアと結びつけ、未来につなげる取り組みが進められている。その活動をしてきたのが、TAKUMIICHI LLCの代表である熊本雄馬だ。
熊本氏は、先人から受け継いだ伝統や技法を継承しながら、現代のニーズに合った商品やイベントの企画、情報発信を行っている。その代表的な例が、「メガネストリート」の整備や、お土産品「あめがね」の開発である。
「メガネストリート」は、鯖江市を「眼鏡の街」として認知させるための「メガネランド構想」の一環として整備された。眼鏡をモチーフにした街並みや統一ロゴが設置され、鯖江市を訪れる人々に眼鏡の魅力を伝えている。
「あめがね」は、鯖江市の眼鏡産業を支える企業が集まって開発したお土産品である。鯖江の眼鏡技術を活かしたデザインや機能性が特徴で、人気商品となっている。
これらの取り組みのほかにも、熊本氏は福井県の伝統産業を活性化するために様々な活動を行っている。
2014年に、熊本雄馬氏は「福井7人の工芸サムライ」を立ち上げました。
これは、福井県の7つの国指定伝統工芸を代表する若い工芸士たちのグループです。彼らの活動は、「ガイアの夜明け」をはじめ、新聞、ラジオ、雑誌などの様々なメディアで取り上げられています。