202510/デジKAMA開所3年
3周年の感謝
10/3にデジタル就労支援センターKAMAKURAは3周年を迎えました!🎉
3年間で112名がお仕事体験をし、93名がワーカーとして登録・実際の顧客案件に従事しました。巣立っていったワーカーも半数以上います。
ここまで来るのに、本当に多くの方々が関わって来られました。Xのポストで書き切れなかったので、以下に。
まずは、全国の自治体に先駆けてこの実験的な取り組みを市の独自予算で実現し、効果を上げていると継続して委託してくださっている鎌倉市に感謝です。市民の方々にとっても大胆で決断力のある行政を誇りに思えているはずです。他の自治体からも「同じような取り組みができないか」と絶えず視察にお越しいただいており、ベストプラクティスを全国に広げられるよう我々も邁進していきます。
「何か新しくできたみたいだけど、就労移行支援事業所なの?就労継続支援事業所なの?相談支援事業所なの?就職先の斡旋をしてくれるの?」と興味を持ってくださった近隣の医療・福祉の専門職のみなさん。社会参加と就労を隔てる壁の高さがわかった、との声も多くいただきました。それでも「この人がデジKAMAで働けたら次のチャンスがある」との見立てでつないでいただいたおかげで、既存の職業能力評価よりも深く適性や職業準備性を測ることができていると考えます。
個別説明会やお仕事体験に参加してくださったけれども登録に至らなかった鎌倉市民のみなさん。我々の目指すあり方がご期待に沿えなくて、辞退されることもありました。この事業の仕様や、受託している我々が民間企業であることから、福祉では当たり前のことがなかったりします。また、「アルバイト」でなく「業務委託」という働き方もあまり馴染みがなかったためと思います。この事業でできること・できないことを、今後もわかりやすく周知していきます。
一度でもワーカーとして稼働してくださったみなさん。働くことは単に時間を提供して対価をもらう行為ではありません。常に自分の能力を活性化し、バージョンアップしていくことです。
- 今一緒に働いてくれている現役のみなさんは、三連休明けの明日からまたよろしくお願いします。私は仕事をしたくてうずうずしているので、休みの日だというのにWantedlyに仕事エントリを書いています。とはいえ実は台風接近で体調がイマイチで横になっていることも多かったので、明日からすっきりした天気であることを願っています。
- もっと良い働き口があった、他にやりたいことが見つかったと巣立っていかれたみなさん。メールで近況を連絡してくださったり、近くに来たからとお立ち寄りくださったりと、卒業してからもつながっていられることが嬉しいです。
- 仕事よりも療養に専念するよう勧めたみなさん。お仕事体験で業務をお任せできるレベルに達していたから契約を締結し、実際のお支払いに至ったのです。調子が戻ってきたら、またご連絡ください。
みなさんあっての3年間でした。これからも共により良い明日を作っていきたいですし、離れてしまった人もご縁があったからには幸せを願っています。
あっ、もちろん社内の関係者にも感謝しきりです。ここでなく、直接伝えます。
運営に興味を持ってくださった方へ
ワーカーが増えれば、スタッフも増員が必要です。デジKAMAでは、変わり続ける市場ニーズに伴って同一の顧客案件であっても柔軟に進行を変える必要があります。また、ワーカーのマンネリ化防止・バックアップし合える多能工化(結果的にスキルアップ)のために、業務の割り当てを意図的に変更することがあります。それで、各スタッフは40数名いるワーカーの性格や得手・不得手の理解、顧客案件の理解をベースに日々差配をしています。
Wantedlyでも採用活動をしていますが、文章でいくら書いてもわかりづらいと思うので、30分ほどのカジュアル面談(Google Meet)で話させてください。「本当のところ、どうなの?」というざっくばらんな質問も大歓迎です。