「自分の心は、自分が一番分かっている」 これまで中国、日本、カナダ、オーストラリアの4ヵ国で暮らしてきた太田李沙。日本で生まれた後、1歳前後で両親と中国のハルビンに渡った。しかし、両親は仕事で頻繁に日中を行き来していたため、小さい頃の太田は叔母と過ごすことが多かったという。 「最初に覚えた言語は中国語でした。人前...
「正義と正義」の戦いが面白い 「谷崎潤一郎の文章を読むと、美しい景色が頭の中に広がるんです。」 青山学院大学 経済学部の黒田駿佑は、谷崎に惹かれたきっかけを次のように語る。 「中学1年生の頃、図書館でたまたま『春琴抄』を手に取ったんです。読んでみたら谷崎の世界に一気に引き込まれ、その場で無我夢中で読みました。そこ...
いい意味で「人と違う」自分になりたい 韓国の名門、延世大学。金仁赫は同大学のグローバル人材学部に通う4年生だ。 「生まれはソウルです。生後まもない頃、父の仕事で一家で日本に渡り、高校を卒業するまで日本で暮らしていました。4人家族で、韓国籍の父母と兄がいます。」 韓国籍というバックグラウンドを持ちながら、日本で育っ...
自分の基礎をつくった「自由と責任」の家庭環境 「ひとことで言うと、『自由と責任』を重んじる家庭で育ちました。」 笑顔でそう語るのは、筑波大学 生命環境学群 4年生の金子拓未。おもむろに、小さい頃のお小遣いについて語り始めた。 「月ごとに決まった額を渡されていた方が多いと思いますが、私が育った家庭は少し特殊でした。...