Raas DESIGNは建築設計事務所のあたらしいありかたを模索しています。
モノとコト
Raas はfounderの岩本の造語で、
R=renovation(リノベーション)
a=architecture(建築)
a=and(そして)
s=society(社会)
をあらわしています。
リノベーションや建築の世界にとどまらずに、社会をよりよいものにするために、その専門性をどう活かすのかをテーマにしています。またモノだけではなく、コトをどう起こすのかをテーマにしているので、アンドという部分が重要なのです。
人口縮減の時代に突入し、いままでつくりつづけてきた社会は仕組み自体の転換を迫られています。設計事務所はいままで建築をつくりつづけてきましたが、つくりつづければいいという時代はとうの昔に終わっております。
つくったあとどうするか、が問われているのです。リノベーションは建物をどう活かすかを考えるとてもいい手法です。出来上がった建築をどう最大限活かすのか、これは建築の領域を広げました。
建築という職能
建築の設計というのはとても特殊な技能です。図面やプレゼン資料をつくれるということもそうですし、できてもない空間を想像してそれを人に伝えることができるというのは他にはない特別な技能です。これを前提にフィールドをモノからコトへ広げます。
それが、顧客の満足度につながると思っています。
コミュニケーション
建築の職能をもったものが、例えば経営者と話をすると、すぐに絵になったり、企画書になったりします。このコミュニケーションのありかたがとても重要です。ただし、このコミュニケーションが、建築の世界の言葉ばかりだと敬遠されます。設計の技術屋でありながら、リノベーションでつちかった企画力や経営的センスそしてなによりコミュニケーション能力があることで、コラボにより新しい価値を生むことができます。
それが、顧客の満足度につながると思っています。
フィールドをつくる実験的取り組み
仕事のフィールドは無限にあります。自分で仕事をつくることもできます。例えば賃貸経営に取り組んでみることで、取得の苦しみから入居者のケアまで仕事のフィールドが無限にあることがわかります。
自分でそれをすべてできなくても、人と組むことで顧客によりよい環境を提供できるかもしれません。そういうフィールドづくりができることで、設計事務所という古い業態もまだまだ可能性があるのです。