AIと聞くと画像解析や自然言語処理というワードを連想し、システムエンジニアリングとは畑違いに見えるかと思います。しかし、そのAIの複雑な処理を実行するためには、機械学習モデルが継続的・発展的に動作する環境の構築が必要になります。つまり、AIモデルの元となるデータの整備、アウトプットデータを他システムに適切に引き渡す処理の開発を、AIモデルの動作を理解した上で設計・実装していくことが必要です。 さらに、業務ユーザーや消費者に使ってもらうサービス化を目指そうとするには、AI及びその周辺部分だけ動いても仕方がありません。何をAIに任せ、何を人間がシステム上で操作するのが最も有益なのか、適切なUX設計を基にシステム全体を組み上げていく中にAI及びその周辺部分を配置しなければならず、全体の開発ボリュームの中でAI及びその周辺部分が占める割合が非常に小さくなることもしばしばです。 つまり、AIエンジニアやデータサイエンティストだけでは、AIが組み込まれたシステムは設計できませんし、作れません。 APOLLOでは、AI部分の開発のみを行うこともありますが、AIが組み込まれたシステム全体を設計・構築する案件を多数抱えています。 となると、早急にシステムエンジニアの仲間が必要なんです！ 現在、APOLLOには下記のようなAI組込システム案件があります。 ・機械学習スコアとマーケティング配信自動連係API基板構築 顧客ニーズを機械学習モデルで予測し、マーケティング配信などに利用する場合、メール配信等のPUSH型のコミュニケーションであれば、配信リストを作成し、スポットでファイル連携することで実現可能ですが、ウェブサイト等のインタラクティブなコミュニケーションにおいて訪問時にリアルタイムで顧客ニーズが反映された表示を行うためには、予測API―配信システム連携を実装せねばなりません。 ・AIシミュレーション機能が組み込まれたマーケティングシステム 本マーケティングシステムでは各種マーケティング施策をSaaSサービス（Salesforceなど）と連携を行いながらシステムで統合管理し、顧客の購買行動および配信履歴から施策効果の推定、そして事業計画に対する到達見込みをAIによりシミュレーションします。この裏側には、非構造のデータも含めたマーケティングに関わるデータの統合と整備、同時並行する施策に対する推論実行のためのコンピューティング最適化があり、日常業務に利用可能なAIマーケティングソリューションを実現しています。 ・業務設計/シフト最適化アプリケーション 工程そのものが複雑だったり、業務進捗や天候等によって変更が多く、シフト調整が難しい業態に対し、ソリューション開発を行っています。シフト最適化モデルのみではなく、RPAやチャットボットを活用したスムースな情報収集UI、既存業務アプリとの連携を実現しています。 APOLLOでは、日々新しいクライアント案件や自社事業案件が生まれているので、システムエンジニアとして自分のやりたい案件や作りたいものに出会うことができるのではないでしょうか。 さらに、コンサルティング案件からシステム案件が発生することが多いため、システムエンジニアであってもビジネス上流から参画することも可能です。 ●事業内容 ・Business Design ビジネスのジャンプアップに必要な企画機能の提供 　→戦略・ロードマップ構築、BPR 　→ビジネス・サービス企画・構想、共同立ち上げ ・AI Integration AI活用、データ活用、デジタルサービス立上の実務サポート 　→デジタル・AI実行システム全体の要件定義・設計・構築 　→データエンジニアリング、サイエンス実務業務(深層学習・機械学習、統計解析) ・Solution Service AIサービス/AI導入に必要なオリジナルモジュールの開発・提供 　→マーケティング業務向けAIモジュール（2021年春完成予定） 　→他HR Tech AIサービス（2021年夏完成予定） 　→流通業向けAIサービス（完成時期未定）、順次追加予定 ・Ac-delivery Service 大学研究室と連携した実験事業