50年前、「乗鞍登山口」という看板がかかった駅の小さな町「飛騨高山」。やがてその町は、「日本のふるさと・心のふるさと」として見出され、今やミシュランガイドブック3つ星を獲得するような国際観光都市となりました。海外からの観光客は毎年増え続け平成27年度35万人を含めて年間観光客数400万人を超えております。
いつか行ってみたい町、そして、また行ってみたい町「飛騨高山」の魅力は、なんでしょう?古くからの歴史や文化・風土を、日常のこととして、粛々と守り続ける「飛騨びと」そして、「飛騨びと」気質とでもいうべき、そこで暮らす人たちのシャイでありながら、あたたかな心であると、私は思っています。
旅館業は、まさしくその心そのものであると思います。旅人が、疲れた心を癒し、ゆっくりとのんびりとお過ごしいただけるように心を配る、飛騨高山の良さを伝える。それは、決して文章には書き尽くせない「お察しする心」なのです。毎日毎日、一組一組のお客様と向き合い「泊まってよかった」のお声が、私たちの最上級の喜びです。