◆離脱防止プロダクト「KaiU(回遊)」を開発
「見込み客を見込み客のまま終わらせない」というキーワードで「KaiU(回遊)」という”離脱防止”プロダクト運営をしています。
KaiUのカラクリはいたってシンプル。サイトからユーザーが離脱をしそうなタイミングで、適切なポップアップを出し、離脱を防ぐ仕様です。
ユーザーが離脱をするアクションはいくつかに分けられます。
スワイプをして前ページに戻ろうとする、ブラウザ上の「戻る」ボタンにカーソルが動く、サイトを最下段まで見終えた。
などのタイミングで、「初回申し込み限定でオトク」「広告の品はコチラ 30%SALE」「類似商品とはここが違う」などのポップを出しています。その効果でコンバージョン率が平均で20%以上改善されています。
◆平均コンバージョン率が2%の中、着手すべきは離脱をした98%の改善
一般的にWebサイトのコンバージョン率は平均2%
せっかく興味を持ってサイトに訪問をした方の100名のうち98名は未成約のまま。当社が考えているのは「興味を持って頂く方を ”あと100名” 増やす」よりも「コンバージョンに至らなかった ”98名” にアプローチ」をしたほうが良いと考えています。
皆さん、よく考えてみてください。
100名のうち2名がコンバージョンをするとコンバージョン率は2%です。あと2名コンバージョンさせるためには、追加で100名をサイトに誘導させる必要があります。追加で100名をサイトに誘導させるためには、2倍のコストが必要になります。仮に100名のサイト誘導を50万円のコストを要していたとすると、もう100名を誘導させるために要するコストは50万円。合計すると100万円のコストがかかります。
合計100万円のコストを要して4名のコンバージョンをするよりは、もともとサイトに訪問しており、コンバージョンに至らなかった98名にスポットを当てた対策を講じたほうが良い、と当社は考えています。
もし仮に2名のコンバージョンが3名になった場合、売上は1.5倍になります。KaiUの1ヶ月あたりの料金は平均5万円程度。5万円で売上が1.5倍になるのであれば、導入しない理由はないのです。
◆競合ツールとの違い
KaiUは「Web接客ツール」の一部であり、競合ツールは多数存在しています。
競合ツールとの違いとして2つご説明します。
(1)多機能ではなく、高機能。ユーザーの状態に合わせた設定が可能
KaiU は「離脱防止」にとことん拘ったセグメンテーション機能を充実化させています。例えば、訪問回数、デバイス/ブラウザ、カートの状態などがあります。
機能を充実化させている背景としては、「ユーザー毎のカスタマイズの必然性」があるからです。例えば、貴方がスーパーマーケットで「100円未満のネギ」を探しているときに店員から無農薬で育てた「1本10,000円以上するネギ」をオススメされたら…。誰もがネット広告で一度はそんな体験をしたことがあるかと思います。KaiUはWeb接客ツールとしてできるだけユーザー毎にカスタマイズをしたいと思っています。世の中には様々な商品があり、検討しているユーザーの状態は千差万別です。商材数×ユーザー状態に合わせた対応ができるかがコンバージョンUPへの分岐点の一つになるのです。
(2) Webリテラシーが低いユーザーに寄り添った業務設計
KaiUの顧客はWebリテラシーが低い方も多数いらっしゃいます。
KaiUを導入いただいた顧客アンケートで以前使用していたツールに満足していなかったお客様は60%を超えており、理由のTOP3は「社内のリソース不足」「サービス提供会社のサポート不足」「やりたいことが実現できなかった」で、ITリテラシーの低さや人的リソースの不足が浮き彫りになってます。
機能数が非常に多い高価なツール導入をしたものの、使いこなせない企業様は多く存在しています。使われているの機能はごく一部なのです。またツール担当者が退職した場合に引継ぎも難しく、高い料金を支払って運用しきれないことが頻発しています。
事例として、【web接客ツールを使っていて「満足している」と答えた企業】は4割未満で、6割以上の企業が「現在導入しているWEB接客ツールに満足していない」という結果が
KaiUは「テックタッチ/ロータッチ」の在り方は理想としておらず、顧客対応力/運用力を活かして「ヒューマンタッチ」で顧客と接しています。
当社はテック企業になるつもりはありません。世の中のSaaS企業が「いかに手間をかけずにCS設計をするか」というポイントを追う一方で、弊社はそういった問題点を顧客と二人三脚で成功まで伴走することを最重要視しています。